片頭痛さようならコース
突然起こる耐えられない頭痛やダラダラ続く頭痛にさようならするコースです。
頭痛になると仕事や勉強に集中できず、辛く、イライラしますね。また、せっかく親しい友人と食事などをしていても頭痛のせいで楽しめない経験もあると思います。
ほとんどの頭痛は、命に関わりはありませんが、中にはそうではない頭痛もあります。
あなたが簡単に見分ける方法には、以下のようなものがあります。
1. いつもと違う頭痛
2. いつ起きたかはっきりと分かる頭痛
3. 1週間単位で徐々に悪化する頭痛
このような頭痛が生じたときには、直ぐに専門医への受診が必要になります。
鍼灸が効果的な頭痛には、以下のようなものがあります。
1. 緊張型頭痛
2. 片頭痛
どちらも、どれほど痛くても命に関わりはありません。
緊張型頭痛は、弱い頭痛がだらだらと続き、片頭痛は発作的に強い頭痛が起きるという特徴があります。
また、だらだらと続く頭痛と発作的な強い頭痛の両方が生じるケースもあり、混合型頭痛と呼ばれています。
緊張型頭痛は、長時間のパソコンやスマホの使用などにより、肩・首の筋肉の血流が悪化し、乳酸などの疲労物質が筋肉にたまり、これが神経を刺激して痛みを引き起こします。
また、精神的ストレスが持続することにより、脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こすことにより生じることがあります。
片頭痛の原因は、三叉神経血管説が有力とされていますが、未だはっきりと解明されていません。
片頭痛は比較的強い痛みがあり、仕事や勉強が全く手につかなくなる、身体を動かすと痛みが強くなるので、寝込んでしまうこともあります。
他には、匂いや音に過敏になることもあります。
近年の研究では、片頭痛も緊張型頭痛と同じように、脳の痛みを調整する部位の機能不全があることが指摘されています。
鍼灸は、この緊張型頭痛と片頭痛の両方の頭痛に対応することができます。
一つに鍼灸は筋肉の緊張を緩める、血流を良くすることを得意にしているからと言えます。
また、自律神経を安定させ、脳血流を増やすこともでき、これらの作用により脳の痛みを調整する部位の機能を安定にし、その結果、頭痛を消失させることができます。
これらのことは、埼玉医科大学の「片頭痛に対する鍼治療効果とその作用機序」やNHKの「頭痛を改善!鍼灸のチカラ」などでも紹介されています。