【なぜ50代から髪が薄くなるのか?】
50代から
髪の悩みで多いものは
「薄毛」「抜毛」「細毛」
それまで気にしていた
髪のダメージがなくなるわけではなく
髪のダメージが気にならなくなるほど
「薄毛」「抜毛」「細毛」が
深刻な悩みになってくる年齢です。
日本人の髪は平均で10万本はえています。
その中で一日50~150本抜けるといわれています。
これは自然なことで心配しなくても大丈夫です。
けれど短く細い髪が抜けることが多くなってくると
注意が必要です。
それは年齢による
ヘアサイクルの変化が原因のひとつです。
ヘアサイクル
髪1本1本には寿命があり、
髪は一定期間成長し終わると
自然に抜けて新しい髪が生えてきます。
その寿命は女性でおよそ4~6年といわれています。
この流れをヘアサイクルと言います。
ヘアサイクルは次の3段階で構成されています。
【成長期】4~6年
毛髪を成長させる時期。
【退行期】2~3週間
毛髪の成長が急速に落ちる時期。
毛球部分が小さくなり表皮に向かって
動き出します。
【休止期】数か月
髪の成長が完全に止まる時期。
髪を作る部分の毛乳頭と毛根は
完全に離れ、いつ抜けてもよい状態になります。
その下で毛乳頭は新しい髪を作る
準備が行われています。
髪が抜けるのはこの休止期です。
50代からの女性は
成長期が減少し、休止期が増加します。
これにより抜毛が増え、髪の本数が減るのです。
さらに年齢とともに
成長期での成長の速度も遅くなるため
髪も細くなり細毛となるのです。
朝起きた時にあなたの枕の抜毛をチェックして!
細くて短い髪の毛が落ちていませんか?
そんな髪の毛が多いと感じたら
あなたのヘアサイクルが乱れているのかもしれません。
そして
ヘアサイクルの乱れは
年齢によるものだけではありません。
また「薄毛」「抜毛」「細毛」も
年齢によるものだけではありません。
年齢とともに増えてくる髪の悩みが
年齢以外が原因であれば
むやみに不安になることもなく
解決策を知ることができます。
「髪は心のバロメーター」です。
反対に髪がキレイになれば
心もキレイになれるはず。
次回は年齢以外のお話しを
お伝えします。
“オトナ女子専門の髪の病院”
beauty&health seven+
More from this accountSee all
化学的に髪を知ることで、 なぜ髪にカラーが染まるのか⁉️ なぜ髪にパーマがかかるのか⁉️ なぜ髪にダメージが生じるのか⁉️ そして どうしたら髪が健康な状態になるのか⁉️ がわかるようになります。 知りたくなってきませんか? それでは・・・ 「髪が健康」っていうけど、 一体どういうことなのでしょう⁉️ まずはその条件の一つとして、 《健康な髪の4つの条件》 毛髪は以下の4つの結合がなされていることで、しっかりと健康な状態を保っています。 ◯水素結合 髪が濡れることで結合が切断され、再度乾かすことで再結合されます。 自然乾燥だと結合されず、乱れた状態で再結合されるため、うねりなどが生じる原因になります。 ◯イオン結合 ⊖イオンと⊕イオンの結合です。 健康な髪の状態はPhが弱酸性(4.5~5.5Ph)で、この時、イオン結合がしっかり結合している状態です。 髪のPhが乱れると(パーマ、カラー剤などのお薬で)、イオン結合は切断されます。 ⊖イオンと⊕イオンのバランスが悪くなります。 ※Phとは・・・ 酸性か中性かアルカリ性かを示す単位です。 髪は弱酸性が健康な状態になります。 これ、すごく大事なので是非覚えておいて下さいね‼️ ◯シスチン結合 システイン2分子が結合したもの。 ※システイン(アミノ酸)×2個⇒シスチン(アミノ酸) ※タンパク質は分解するとアミノ酸という小さい単位になります。 アミノ酸が2~100個集まるとポリペプチド(PPT) 100個以上集まるとタンパク質になるんです。 アミノ酸<PPT<タンパク質 というイメージになります。 ◯ペプチド結合 アミノ酸の基本的な結合で一度切断されると、二度と結合されることはありません。 過度なダメージ(枝毛など)がこれにあたります。 いかがでしょうか? 今日のまとめです。 髪は、 4つの結合が良い状態でなされていることで、健康な状態といえるのです。 今日のキーポイントは、 髪はタンパク質の結合が保たれ、 イオン分子によるバランスが保たれ、弱酸性の状態が保たれている‼️ということです。 こんな風にざっくり覚えておいていただければ十分です。 次回は髪の特性についご説明します。 お楽しみに‼️ “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
シャンプー、リンス、トリートメントの 役割についてお伝えしてきましたが ヘアケアについてこれまでと比べて 意識がかわってきましたか? シャンプー、リンス、トリートメントには 異なる種類の界面活性剤の性質を利用して 汚れを剥がれ落したり髪の表面を整えたり している事をお伝えしました。 この界面活性剤は私たちの日常生活でも身近に使われています。 あなたが使っているシャンプー以外にも、 口紅、ファンデーション、洗剤はすべて 界面活性剤が使われています。 界面活性剤がなくなると 日常生活が成り立たなくなるかも・・⁉ 今日はこの界面活性剤について簡単にお伝えします。 界面活性剤ってなに? 界面活性剤は簡単にいうと 異なる性質の物質をうまくまとめたり 離したりする仲介役です。 シャンプー、リンスなどのヘア製品 ファンデーション、口紅、日焼け止めなどの化粧品 洗濯洗剤、柔軟剤、洗顔クリームなどの日常の洗剤 などなど・・・ 文字通り製品や物質の働きを活性させたり 使用感をよくするためにも使われています。 界面活性剤の性質 水に馴染みやすい部分と 油に馴染みやすい部分をもっていて 2つの異なる物質の境界部分に集まり その物質の性質に変化をもたらします。 水に馴染みやすい部分が プラスイオンの界面活性剤と マイナスイオンの界面活性剤と プラスにもマイナスにも変化できる界面活性剤の 3つの種類があります。 界面活性剤の働きの種類 【洗浄】シャンプー・洗顔料 油性の汚れに吸着してその汚れを取り去り、水と共に流す。 【乳化】乳液・クリーム 油性と水性の液体をムラなく混ぜ合わせる 【分散】ファンデーション 粒子を液体の中にムラなく均等に散らばらせて機能性を上げる 【浸透】洗濯洗剤 繊維と水を馴染みやすくする 【可溶化】化粧品 油性の成分を水性の液体に透明に混ぜ込ませる 他にも泡立ちをよくしたり 静電気をおこしにくくしたり そう言えば、 サラダに使うマヨネーズ、これには 卵黄に含まれている天然の界面活性剤の レシチンという物質の乳化作用で 油とお酢をキレイに混ぜ合わせています。 洗剤や化粧品、ヘアケア製品、食品、医薬品にも使われ、 私たちの日常品は界面活性剤を使った 製品でいっぱいです。 界面活性剤がなくなると 私たちの生活が成り立たなくなるといっても 過言ではありません。 今回は直接的に髪のことではありませんが 『私たちが使っているものに、ほんの少し意識をもつ』 という意味でお伝えしました。 シャンプーリンスから界面活性剤 そして化粧品や洗剤、食品につながっていること。 是非覚えておいてくださいね( ◠‿◠ ) “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
前回は皮膚の内側にある 毛根部のお話をしました。 毛根部は健康な髪を製造している重要な部分です。 健康につくられた髪は、皮膚の外側へのびていきます。 今回はその外側の部分である毛幹部の構造についてのお話・・・ 要するにいつも自分自身が手に触れている髪の部分です。 一本の髪は平均して0.1ミリの太さです。 その一本が3つの構造に分かれています。 その3つがあなたの髪の状態をつくっていると考えてください。 その3つは ①キューティクル ②コルテックス ③メデュラ その3つのうちのキューティクルは、よく耳にすると思いますが一体どんな役割があってどんな状態が良いのかを知っている人は少ないです。 まずは *キューティクル* ツヤツヤ、サラサラな髪はキューティクルの状態で決まります! ――キューティクルの特徴―― ・髪の表面を覆っている ・根元から毛先に向かって鱗(うろこ)状に6~8枚で重なり合っている。 ・ケラチンタンパクを主成分としている。 ・硬い反面、もろくて摩擦に弱い。 ⇒この特徴からわかることは? ①髪の見た目はキューティクルの状態 ②一枚で覆われていないので内部とのつなぎ目も鱗の数だけ無数 ③タンパク質が分解されると髪の状態が不安定になる ④乱暴な扱いはキューティクルを破壊する ――キューティクルの役割―― 外側の刺激から毛髪内部を守り毛髪内部のタンパク質や水分などを外へ流出させないようにする働きがあり、それによって髪のツヤを作ります。 ⇒この役割を正常に働かせるには? ①髪の等電帯であるPh4.5~5.5の酸性の状態を保ちキューティクルを髪表面に密着させる。 ②髪を引っ張るようなブラッシングはNG 優しく大事に扱う。 パサパサな髪は、キューティクルの形態がばらばらで表面から浮いた状態になっています。 ツヤツヤな髪は、規則正しく鱗状に並んで表面に密着しています。 これが健康なキューティクルの状態。 この状態がツヤツヤ、サラサラをキープします。 あなたのキューティクルはどちらですか? 今日のキーポイント 髪の表面のキューティクルはとても繊細です。 そして髪の内部との出入口となり 前回は皮膚の内側にある 毛根部のお話をしました。 毛根部は健康な髪を製造している重要な部分です。 健康につくられた髪は、皮膚の外側へのびていきます。 今回はその外側の部分である毛幹部の構造についてのお話・・・ 要するにいつも自分自身が手に触れている髪の部分です。 一本の髪は平均して0.1ミリの太さです。 その一本が3つの構造に分かれています。 その3つがあなたの髪の状態をつくっていると考えてください。 その3つは ①キューティクル ②コルテックス ③メデュラ その3つのうちのキューティクルは、よく耳にすると思いますが一体どんな役割があってどんな状態が良いのかを知っている人は少ないです。 まずは *キューティクル* ツヤツヤ、サラサラな髪はキューティクルの状態で決まります! ――キューティクルの特徴―― ・髪の表面を覆っている ・根元から毛先に向かって鱗(うろこ)状に6~8枚で重なり合っている。 ・ケラチンタンパクを主成分としている。 ・硬い反面、もろくて摩擦に弱い。 ⇒この特徴からわかることは? ①髪の見た目はキューティクルの状態 ②一枚で覆われていないので内部とのつなぎ目も鱗の数だけ無数 ③タンパク質が分解されると髪の状態が不安定になる ④乱暴な扱いはキューティクルを破壊する ――キューティクルの役割―― 外側の刺激から毛髪内部を守り毛髪内部のタンパク質や水分などを外へ流出させないようにする働きがあり、それによって髪のツヤを作ります。 ⇒この役割を正常に働かせるには? ①髪の等電帯であるPh4.5~5.5の酸性の状態を保ちキューティクルを髪表面に密着させる。 ②髪を引っ張るようなブラッシングはNG 優しく大事に扱う。 パサパサな髪は、キューティクルの形態がばらばらで表面から浮いた状態になっています。 ツヤツヤな髪は、規則正しく鱗状に並んで表面に密着しています。 これが健康なキューティクルの状態。 この状態がツヤツヤ、サラサラをキープします。 あなたのキューティクルはどちらですか? 今日のキーポイント 髪の表面のキューティクルはとても繊細です。 そして髪の内部との出入口となり、とても重要です。 戸締り用心 火(熱)の用心 次回は3つの構造の残り2つの構造についてお伝えしていきますね❗️ “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
今回は髪の内部の80%を占めるコルテックスについてもう少し詳しくお話しします。 コルテックスは、 ①フィブリル ②マトリックス ③細胞膜複合体(CMC) ④メラニン で構成されています。 これらは私たちの身体で例えていうなら、 ①骨格=フィブリル ②お肉=マトリックス ③細胞膜複合体(CMC)=血管 ④肌色=メラニン というイメージです。 そしてこの中でも特に知っておいてもらいたいものが ・マトリックス ・細胞膜複合体 マトリックスは、ケラチンタンパク質で構成され髪のしなやかさ弾力のもとになっています。 マトリックスがなくなるとツヤと潤いがなくなりハリのない髪になってしまいます。 細胞膜複合体はケラチンタンパク質などで構成され、キューティクルとコルテックスをつなぎ更にはマトリックスにもつながっています。 水分を保ち、毛髪に柔軟性を与えています。 そして、パーマやカラーは、細胞膜複合体である血管を通って薬剤をコルテックス内部にいきわたらせ、お肉であるマトリックスに変化を与えているのです。 キューティクルが傷み、しっかりと引き締まった状態でないと細胞膜複合体を通ってマトリックスが外部へ流出してしまいます。 お肉であるマトリックスがスカスカの状態であると、変化を与える物がないので、パーマもキレイにかかりませんし、かかってもすぐにとれてしまいます。 カラーもキレイに染まりませんし、すぐに色落ちしてしまいます。 お肉がスカスカなので、ハリもありませんしツヤもありません。 マトリックスは髪の健康にもパーマのかかりにもカラーの染まり方にもとっても重要な役割を担っていることがわかっていただけたかと思います。 今日のキーポイント マトリックスが満タンでないと髪のハリやツヤが失われる。 マトリックスが満タンでないとパーマやカラーはキレイにかからない。 髪の内部の状態は髪の健康に大いに関係あるんです。 次回はあなたの髪の状態別に、髪に何が起きているのか考えていきましょう。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
あなたは「パーマは髪が傷む」 という理由はきいたことはありますか? 今回から「パーマは髪が傷む」理由について お話をしていきたいと思います。 まずは昨年の今頃、「健康な髪の条件」をお伝えした際に髪の4つの結合について説明しましたね。 50代からの健康な髪の条件とは? 【50代からの髪の基礎知識】 パーマをかける際の薬剤が髪を傷める要因の一つなのです。 パーマ剤は髪をアルカリ性に傾け髪の成分、タンパク質のシスチン結合を切断するのです。 そして再度、パーマ剤を使って髪を健康な状態の酸性に傾け髪の成分、タンパク質を再結合させるのです。 パーマをかけることは板チョコレートを溶かしてハート形のチョコレートに形を変えるイメージです。 パーマ液にはアルカリ性に傾けシスチン結合を切断させる(板チョコレートを溶かす)1剤と酸性に戻し、シスチン結合を復元させる(ハート形のチョコレートに固める)2剤の2種類があります。 〈パーマ1剤の成分〉 1剤には ➀アルカリ剤・・・髪をアルカリ性に傾けることで 髪を膨潤・軟化させて薬剤を髪に浸透させます。 ②還元剤・・・・・髪のシスチンケ結合を切断させます。 この2つの成分が主に含まれています。 〈パーマ2剤の成分〉 2剤には ➀酸化剤・・・・・切れたシスチン結合を結合させます。 ②㏗調整剤・・・・薬剤のPH値を一定にさせます。 この2つの成分が主に含まれています。 2剤を使用することで イオン結合 シスチン結合 を健康な髪の状態に戻すはずなのですが ここが不十分ですと 髪はアルカリ性に傾いたままで膨潤・軟化した状態です。 すると髪のキューティクルも開いたままで髪のタンパク質が流出してしまうのです。 それだけでなくパーマも固定されず髪に強度低下、水分低下にもつながるのです。 髪を一度壊してしまうのですから傷んでしまうのは当然ですよね。 「パーマは髪が傷む」という原因がお分かりいただけたでしょうか? 原因がわかれば改善方法もわかります。 髪を酸性に保ち流出してしまう髪の成分を補ってあげましょう。 そもそもトリートメントって何なの? 【50代からの髪の基礎知識】 少しでも髪の負担を減らしてあげるホームケアが大切です。 自分自身の行動を決めるために自分自身で原因をしっかり知ることはとても大切です。 今回もあなた自身の髪のことをもっともっと知ってくださいね。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
前回はパーマが傷む理由をお話ししました。 板チョコを溶かして(1剤) ハートの形に固める(2剤) イメージで髪の形を変える、思い出して見てくださいね♬ では、「パーマはかけることができないのか?」 もちろんかけないほうが髪のダメ―ジを受ける確率は大きく減りますが、柔らかい雰囲気を出すため、髪のボリュームを出すため、などパーマをかけるメリットも多くあります。 そんなときはパーマによるダメージをすくなくするポイントがあります。 ➀パーマをかける前に髪の状態を整える パーマは髪の内部に作用する仕組みなので パーマ液の入り口、キューティクルとパーマ液の 通り道CMCと(CMCについてはこちら↓) 髪ってどんな構造なの?~50代からの髪をキレイに保つための基礎知識~【50代からの髪の基礎知識】 髪を満たしているタンパク質の成分 コルテックスの状態を整えるのです。 ②1剤の選定と扱い あなたの髪の性質にあった1剤の種類を選びます。 1剤を塗布するときは髪に余計な負担をかけないように 強く引っ張たり必要以上に長時間1剤をつけたままに しないようにします。 ③2剤の選定と扱い 髪の状態に合わせた2剤の種類を選びます。 2剤でしっかりと髪の結合、シスチン結合を戻します。 ④パーマをかけた後に髪の状態を整える 髪に残った薬剤をしっかりと取り除きます. パーマかけることで流出したコルテックスやCMC 、 キューティクルを再度整えます。 髪のPH値を健康な髪の状態、酸性に戻します。 PH値を戻すとしイオン結合を再結合冷ます。 最後に髪を髪を乾かして水素結合も再結合させます。 これで髪は健康な髪の状態に限りなく戻せます!! ⑤ホームケア これまでは私達美容室でのポイントでしたが ここからはあなた自身のポイントになります! ご自宅でも髪の状態に合わせてヘアケアの種類を選んでくださいね。 髪の状態を酸性に保つためのシャンプーリンスを使用してください。 せっかく美容室で髪の状態を戻しても再度髪をアルカリ性にしてしまうと髪の成分が流出してパーマのもちにも影響が及んでしまいます。 負担をかけた状態の自分の髪をどうか優しく扱ってあげてください。 扱ったように扱ったものは変化してしまいますよ。 いつも乱暴に話しかける相手はあなたに優しく話しかけてきますか? 雑に扱ったものはそれなりに。 大事に扱ったものは時に想像以上に自分に帰ってきます。 想像以上のキレイな髪があなたのもとに 帰ってきますように・・・ “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
“髪は、 いくつになっても若くキレイに見られるための命綱” 意外と知らない人が多いのですが、お顔(お肌)には高い化粧品を使ってお手入れをされる方は多いのですが、髪や頭皮には意外と無関心という方がとても多く見受けられます。 お顔をいくらキレイにキープしても、髪がバサバサでキレイな状態でなければ若くもキレイにも見られないのをご存知でしたか? そうなんです… 髪が1番のキレイや若さの元なんです。 だからこれから定期的に、 あなた自身の髪についてもっともっと知っていただくために、髪について詳しく情報をお伝えしていきたいと思います。 《そもそも髪って何?》 人間の身体は毛で覆われていますよね。 頭部を覆う毛、これを『毛髪』といいます。 その毛髪は、 ① 外気の温度差から身体を保護する ② 外的ショックから身体を保護する ③ 長さやデザインを変化させファッション性で貴女を表現する という役割があります。 人間だけが個々にファッションとして楽しめるんですね。 《髪は何でできている?》 主に硬い性質のケラチンタンパク質でできています。 ※このケラチンタンパクはポリペプチドというアミノ酸が結合したものです。 少し難しくなってきましたね。 でも「髪の主成分はタンパク質でできているんだ!」ということを知っておいてくださるだけでも十分です。 タンパク質がキーポイント‼️ “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
これまで髪の構造はどうなっているのか? 髪がダメージを受ける要因は何か? についてお話してきましたね。 今回は 外的要因はないけれど、髪がウネウネ モワモワ クルクルしてしまう状態『くせ毛』についてお話しします。 くせ毛の構造 ①以前お話しした髪の結合の一つ シスチン結合が歪んだ状態で結合されていて髪自体も歪みが生じているのです。 シャツのボタンが掛け違えるとシャツにシワが寄りますよね? そんなイメージです。 ②髪の内部の成分コルテックスには水に馴染みやすく柔らかい コルテックス(オルトコルテックス)と水に反発する硬い コルテックス(パラコルテックス)のバランスが均一でないため髪に歪みが生じているんです。 柔らかいスポンジと硬いスポンジが均一に入っていないクッションは、いびつな形になりますよね。 そんなイメージです。 くせ毛の要因 ①毛根の形がすでに曲がった状態で存在している。 ※生クリームの絞り口を星形にすると星形の生クリームが出てくるのと同じで歪んだ形の毛根からは歪んだ髪がはえてくるわけです。 ②生活習慣によるホルモンバランスの乱れ。 ③年齢によるホルモンバランスの乱れ。 ※女性ホルモンの減少や髪の成分の供給が滞ることでコルテックスが減少します。 くせ毛の種類 ①波状毛 波状に大きくうねるくせ毛 髪の柔らかい人に多く見られます。 ②捻転毛 スパイラル状にうねるくせ毛 髪の太い方に多く見られます。 ③縮毛 毛根の歪みによりランダムに縮れたくせ毛 くせ毛の対処法 ①ストレートパーマ 髪の成分を整えながらストレートパーマをすることで髪を健康にしながら自然なヘアスタイルを手に入れます。 ②ヘアケアの見直し 髪の成分を整えることで髪のうねりを改善します。 ひとことで『くせ毛』と言っても自分の髪のくせの原因を意外とご存知ないのではないでしょうか? 髪のことを知ることで健康な髪を手に入れるのと同様に、くせ毛の要因を知ることで、やるべきことが見えてくるはずです。 次回は自宅で毎日使っているシャンプートリートメントについてお話します。 乞うご期待‼️ “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
髪の基礎知識編も今回で5回目となりました。 なぜカラーが染まるのか なぜパーマがかかるのか なぜ髪が傷むのか どうしたら髪が蘇るのか それをきちんと自分のこととして 理解してもらうために 少し難しいお話をしてきました。 髪は成分の話 健康な髪の4つの結合の話 健康な髪は酸性という話 髪の色はメラニン色素できまる 覚えていますか? あなたは自分の髪を汚くしたい、傷ませたいなんて思いませんよね❓ それなのに なぜ、 年齢を重ねると髪が傷むのか? 原因がわからなければ、対処や予防のしようがありません。 髪のダメージの原因は6つ ①ヘアカラー、パーマによるダメージ ②紫外線によるダメージ ③熱によるダメージ ④間違った自宅でのシャンプーの使用、ブラッシング、 ⑤カットによるダメージ ⑥年齢によるダメージ ひとつひとつ簡単にみていきましょう。 ➀ヘアカラー、パーマによるダメージ ヘアカラーやパーマの アルカリ剤などの成分によって キューティクルが軟化し剥がれ、 毛髪内部の成分が損傷・流出してしまいます。 ②紫外線によるダメージ 紫外線を浴び続けることで キューティクルが損傷を受け剥がれやすくなり同時にメラニン色素も攻撃し、髪の色まで変えてしまいます。 ③熱によるダメージ アイロンなどの熱は髪の成分、 たんぱく質の変性を引き起こし、 キューティクルと内部のたんぱく質を溶かし固めてしまいます。 例えると、 生卵をゆでて熱を与えると、固くなってゆで卵になりますね! 生肉を焼くと、固くなって焼肉やステーキになりますよね! これがタンパク変性というものです。 ④間違った自宅でのシャンプー使用やブラッシング 髪の特性に合わないシャンプーや 髪の繊維を壊してしまう強いブラッシングによって髪にダメージを与えてしまいます。 さらに言うと、寝ている間にまくらとの摩擦でも髪にダメージを与えてしまうと言われています。 ⑤カットによるダメージ 髪をそぎ落とすようなカットは髪に負担を与えてしまいます。 当店では、ダメージを軽減するためのハサミ✂️にもこだわってカットをしています( ◠‿◠ ) ⑥年齢によるダメージ 年齢と共に髪の美しさを左右する 女性ホルモンの減少により 様々な髪のトラブルを引き起こします。 これらの対策を適切に行うために 自分自身で自分の髪のことを理解してください。 なぜ、 年齢を重ねると髪が傷むのか? 今までお話した内容だけでも、 髪のダメージの原因について理解して頂いたと思いますが・・・・ 次回は髪の構造についてお話していきます。 もっともっと自分自身の髪のことを知っていきましょう。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
自分自身の髪を知ることは少し難しいかもしれませんが、一度知っておくと、あなたの生活の中で髪について迷った時や不安になったときに選択する道標になると思います。 なんだかわからない!と思う方は、記事の最後のキーポイントだけでも覚えていてくださいね。 今回は 《髪の特性①》 髪のPhは酸性です! 前回お話した4つの結合のうちの1つであるイオン結合がしっかりしている状態を等電帯といいます。 この時、髪は4.5Ph~5.5Phであるといえます。 髪が酸性であると髪のキューティクルは、収れんし、キューティクルはしっかりと閉じられています。 一方、ダメージ毛やパーマ・カラーを髪に浸透させる時は髪がアルカリ性に傾き、髪のキューティクルは膨潤しキューティクルが開いています。 髪が健康な条件のうちのひとつは髪が酸性の状態! ということなんですね。 ※Phって何? アルカリ性・酸性といった性質を測る1から14までのものさし。 水素イオン(H+)の濃度が高いか低いかを表しています。 H+が多いと酸性、H+が少ないとアルカリ性、髪は水素イオンが多いので酸性であるといえます。 ちなみに、 酸性の特徴 収れん=引き締まった状態 アルカリの特徴 膨潤=柔らかく緩んだ状態 これも大事です。 今日のキーポイントは、 ・髪は酸性の状態が健康である ・傷んでいるときはアルカリの状態 ・パーマやカラーをする時はアルカリ性に傾くです。 酸性アルカリ性なんて中学生以来勉強してないわ❗️という方がほとんどだと思います笑笑 でも、これって意外と私たちの身近なことに関連しているんです。 油汚れは酸性、水垢はアルカリ性、汚れを落としたいときはその汚れと反対の性質の洗剤を使うといいんです。 是非、日常生活に取り入れてみて下さいね‼️ “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
前回は髪と頭皮の汚れを落とすことが目的の シャンプーについてお伝えしました。 今回はシャンプーの後の 『リンス』のお話しです。 【リンスの働き】 リンスは 汚れと一緒に洗い流された頭皮に必要な皮脂を補い、 キューティクルの損傷を防ぎ 毛髪の表面を保護し、 髪に光沢をあたえます。 【リンスの成分】 リンスの成分は シャンプーの成分とあまり変わりません。 違う点は2つ ①界面活性剤の種類が違うこと ②油剤の種類と割合が異なること これによって、 髪の表面を油膜で覆い髪を保護することができるんです。 【保護の仕組み】 リンス成分の界面活性剤のプラスイオンが 髪の表面のマイナスイオンと強く結合し、 リンスに使用されているカチオン界面活性剤の 油に馴染みやすい性質で髪の表面を油膜で覆ってくれます。 リンスをしないと・・・ 本来髪に必要な皮脂を補わないと 髪はパサつきます。 そしてキューティクルにダメージを与え 髪の内部のタンパク質にまで影響を与え 髪を傷めることになってしまいます。 どうですか? 普段、髪がツルツルになるからというだけで 何気なくリンスを使っていませんでしたか? リンスは髪の表面を覆い 保護するために必要なアイテムなんです。 このことを理解した上で、丁寧にリンスを使ってみてくださいね。 追伸: リンスとコンディショナーの違いって何ですか? という質問をよくいただきます。 実は、リンスもコンディショナーも言い方が違うだけで、目的は全く同じなんです。 どういうことかというと、 野球チームで例えると 「ジャイアンツと巨人」って言い方が違うだけで 同じチームのことを言ってますよね? その事と同じなんです。 リンスよりもコンディショナーの方が効果がある、ということではないんです。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
「髪の悩み」というと「髪のダメージ」ですが じつは ボリュームダウン 薄毛 細毛 抜毛 といった髪の悩みが多いのも見逃せません。 傷みに対しては それなりの対処の仕方を試すことができる、 行動できる (もちろんこれまでお伝えしてきた 「健康な髪」を維持してもらう ヘアケアをただしく行ってくださいね) もしくは かなり傷んでいても自覚がない という理由で何とかできている気持ちにも なれるのですが ボリュームダウン・薄毛・細毛・抜毛に対しては どうしてよいかわからない方が多いのです。 「最近ボリュームが出にくいわ」と思っていたら あっという間に顔全体の印象が変わるほどの薄毛に、 なんてことが多々あります。 「なんとなく」から「はっきり」と感じるまでの 期間はあっという間です。怖いですよね。 そんなことにならないために・・・・ まずは 髪の平均的なことについて 髪の太さ : 0.05mm~0.1mm 髪の本数 : 10万本 毛穴に対して : 一つの毛穴から2~3本 抜毛 : 毎日50~150本抜けます 抜毛の多い季節:夏の終わりから秋 一か月 : 1㎝から1.3㎝のびます 髪がのびやすい時期:春から夏 髪の本数が減れば薄毛にもなります。 髪が細くなれば薄毛にも見えます。 抜毛も増えれば薄毛になります。 ではその原因をあなたは知っていますか? 原因を知らないことで 余計な不安を抱え続けることも じつは更に髪の状態を悪化させることにも つながります。 「髪の状態は心のバロメータ」とも言われています。 あなたの悩みの原因を知ることで 何をしたらよいのかわかりますよ。 そのために次回から 頭皮環境 ヘアサイクル についてお伝えいたします! シャンプーは髪をキレイにするだけではなく 頭皮環境を整えるためにするもの! 抜毛が多い時はフケもきになる! などなど あなたの髪の悩みと照らし合わせて 下さいね。 ちなみに 5月以降のこの時期は 髪がのびるのも早い時期で いつもより髪のまとまりが良くないと感じやすいです。 そして 暑くなったり涼しくなったりと 頭皮の皮脂分泌も不安定な季節です。 しっかりとシャンプーで汚れをとって リンスで皮脂バランスを整えてくださいね。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
前回は髪の3つの構造のひとつ キューティクルについてお話ししました。 髪の表面のキューティクルが規則正しく整っていると、あなたの髪はツヤツヤです。 今回は髪の中心メデュラと髪の内部を占めるコルテックスについてです。 まずは *メデュラ* 毛髪の芯にある未知の働きのメデュラ! ―――メデュラの特徴――― ・毛髪の芯にある ・網目状の多孔質構造(段ボールの内部を想像してください) ・柔らかいタンパク質の集まり ―――メデュラの役割――― メデュラの働きはまだまだ解明されていないことが多く、一般的に太い髪には存在し細い髪や赤ちゃんの毛には存在しないということがわかっています。 *コルテックス* 髪を弾力のある、しなやかさをキープする元になるコルテックス! ――コルテックスの特徴―― ・髪の80%以上を占め、繊維状のケラチンタンパク質の集合体。 ・コルテックスは、 ①フィブリル(髪の骨組み) ②メラニン色素(髪の色を決める) ③マトリックス(しなやかさを作る) の3つで構成されている。 ・コルテックス一つ一つは細胞膜複合体(CMC)で囲まれている。 ⇒この特徴からわかることは? ・髪の大部分を占めるコルテックスの構造については次回に続く!! 今日のキーポイントは 髪の内部の構造として髪の芯にある未知の働きのメデュラ髪の内部のほとんどを占め、しなやかさをキープするコルテックスがあるということを知っておいてくださいね。 そしてコルテックスには髪の重要な特徴があるということを次回お話ししていきます。 その前に少しだけ・・・ カラーやパーマはこのコルテックスに働きかけて行うものなんです。 髪がパサついたり細くなったりするのもコルテックスに関係します。 理由を知りたい方は次回をお楽しみに。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
今までは髪の構造髪の結合などそもそも髪ってどうなっているの?という内容をお伝えしてきました。 これらをお伝えした理由は、健康な髪になってほしいから。 毎日自分で自分の髪を触っていても、本来の健康な髪をしらないと 「こんなものか」 「この年齢だもの仕方がない」 「とりあえずこのオイルつけておこう」 といったように 自分でどうしたらよいか 自分で何を選択したらよいか わからないまま時間がすぎていってしまいます。 もっと綺麗でいられるのに・・・ 今回は今までの話を理解していただいた上で健康な髪や本来の髪の状態についておさらいとしてお話します。 健康な髪はキューティクルがしっかりと整いなめらか キューティクルが引き締まってハリがある 髪の内部コルテックスに髪のマトリックスが満たされハリとしなやかなツヤがある その理由は 髪が弱酸性(ph4.5~5.5)の状態である髪の主成分であるタンパク質でしっかり満たされている もっと簡単にお伝えすると 今回のキーポイントは2つあります。 1、健康な髪は弱酸性(ph4.5~5.5)である 2、 タンパク質がいっぱい詰まっている 色々難しい話をしてきましたが結局はこの2つが一番大事です。 次回はあなたの髪が傷んでいる理由を探していきます。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+
これまで健康な髪を知ってもらうために 髪自体のことを説明させてもらいました。 健康な髪を維持するために あなた自身がまず最初にやるべきこと、 それは『ホームケア』です。 ホームケアの一番のかなめは 毎日使うシャンプーとトリートメントです。 自分自身が毎日使っているものについて どれだけ知っていますか? この機会に是非興味を持ってみてください。 まずはシャンプーについて。 【シャンプーの働き】 シャンプーの一番の目的は、 髪と頭皮の汚れを落とすこと。 髪の汚れは 外因性の汚れ・・・埃、スタイリング剤など 内因性の汚れ・・・汗、皮脂、フケ これらの汚れは水にはなじみにくい油性のものが多く、お湯だけで洗ってもなかなか落ちません。 そこでシャンプーを使って汚れを落とすのです。 【シャンプーの成分】 汚れを落とす成分、界面活性剤だけでは 汚れとともに髪内部のタンパク質が流れでてしまったり 摩擦でキューティクルがはがれてしまい 髪がパサパサになり 傷めてしまうため、髪を保護する成分なども含まれています。 一般的なシャンプーには以下の 成分が含まれています。 ■界面活性剤 〈アニオン活性剤、両性界面活性剤〉 洗浄作用、汚れを落とす ■コンディショニング成分 〈ポリマー、カチオン界面活性剤、シリコーン等〉 きしみをなくす、髪を保護する ■増粘剤 〈セルロース、合成ポリマー、無機塩類〉 シャンプーに粘度を出す ■毛髪保護剤、湿潤剤 〈タンパク質誘導体、多価アルコール、多糖類等〉 毛髪保護 ■香料、その他 〈香料剤、酸化防止剤等〉 商品の特徴づけ ■防腐剤 〈パラべン、安息香酸他〉 商品の安定化、腐敗防止 日頃成分を気にしてみたことはありますか? 【洗浄の仕組み】 ①膨潤・浸透 界面活性剤の親油性部分が汚れの表面に集まり、 毛髪と汚れの付着力を弱めます。 ②乳化 界面活性剤が汚れと毛髪・頭皮の隙間に入り込み、 汚れがはがれおちます。 ③再付着防止 界面活性剤が汚れを包み込み、一方で 髪と頭皮表面にも付着し 汚れが再びつかないようにします。 シャンプーをしないと・・・ ・毛穴によごれが詰まり細毛や抜け毛の原因になる ・雑菌が繁殖し臭いの原因になる どうですか? 毎日あたりまえにサッサと済ませていたシャンプーも 髪と頭皮の汚れをしっかりと落とすことに 意識して丁寧にシャンプーをしてください。 髪と頭皮の環境を整えてあげることが これから先のあなたの髪の健康につながります。 “オトナ女子専門の髪の病院” beauty&health seven+