公的保険の制度
40歳を過ぎる頃から徐々に疲れやすくなります。健康管理に努めていても病気やケガ、障害になったり、死亡してしまうことはあります。ご自身の身や財産を守ってくれるのが保険です。
保険には、公的保険と私的保険の2タイプがあります。大きな違いは、強制加入が公的保険、自由に補償内容や金額に応じて契約できるのが私的保険です。
公的保険(健康保険・年金保険・介護保険)は、法律で加入が義務付けられてので、加入する、しないの選択肢が認められない強制加入で保険料は、所得又は住民税に応じて保険料が徴収されます。
日々の病気やケガ、生活保障に対する保険給付が受けられる公的保険ですが、個人の損害・個人の財産は対象外であることから、公的保険で補うことができないリスクを担保するために有効なのが私的保険なのです。
収入が減って保険料を滞納してしまう方が少なくありませが、公的保険の未納が続くと病院代が全額自己負担になるだけでなく、若くして障害を負ってしまった際に障害年金が受け取ることができず生活が困窮してしまうケースも少なくありません。
私的保険は滞納しても補償がストップするだけで済みますが、公的保険は強制力があり、滞納が続くと給料や財産の差押えをしてきます。行政だからと甘く見てしまうと後悔します。支払いが苦しい時はまず、役所に相談して強制加入を回避し、減免や支払い猶予の確約を得ておくのが得策です。