中学時代~高校時代
【中学時代】
厳しい稽古から得た
「信じること」の大切さ
中学生になってからも反抗期は続き、自らの弱さと寂しさから心はさらに荒れていました。学校では問題行動も多く夜遅くまで遊び、塾をサボり、家に帰らないこともありました。
そんな私が大きく変わったきっかけは、中学生の頃の恩師との出会いにあります。剣道部の監督は私と本気で向き合い本気で叱ってくれました。その厳しい稽古の日々から仲間を信じることの大切さを学びました。幾度となくチームのメンバーには迷惑をかけましたが、最高の仲間達と戦うことができました。
最後の試合で負けた時は人目もはばからずに涙したのは今でも忘れません。その思いを胸に仲間達とリベンジマッチを誓います。
【高校時代】
アキレス腱断裂を乗り越え
全てを出し切る
さらなる飛躍を誓い推薦入試で県立角館高等学校に入学し、剣道部に入りましたが高校二年生の春、練習中に「左アキレス腱断裂」という全治6か月の大ケガをしてしまいした。
お世話になった先輩と試合に出ることができず松葉杖をつきながら先輩の最後の試合を見届けた時、自分の何もできない無力さから本気で退部を考えるようになりました。
「剣道を続けるのもここまでかな…」もうやめようかと思い詰めていた時、支えてくれたのがチームのメンバーとマネージャーでした。それからは弱音を吐かず、リハビリも乗り越えケガをしてから6か月後、完全復帰しました。最後の試合では何度も延長となる大接戦で、結果は負けましたが自分の剣道人生9年間の全てを出し切った試合となりました。