麻ノ葉について~普遍的で神秘的で危うい~
麻ノ葉という名前は、様々な意味が込められています。
「麻」という植物は古来より神社の神事で使われており、舞うことにより、光や空気などとつながっていきたいという思い。
古代エジプトではミイラを巻くのに麻の繊維が使われていたり、またやはり神事で使われており、日本とアラブの本質的なものをつないでいきたいという思い。
大麻には多幸感があり、それによって取り締まりの対象となっていたり、その判明、医療大麻として鎮痛剤、催眠作用などの目的で使われている。舞を通じて、踊る人も見る人も精神的に幸せになり、そして昇華していきたいという思い。
オーガニックな意味でも「麻」は近年見直されてきており、自然に強く心地よい布地であったり、食べ物であったりする。そんな麻のようにナチュラルに強く、そして心地よい存在でありたい。
「麻の中の蓬」という諺があり、麻はまっすぐ伸びるので曲がりやすい蓬でも一緒に育てるとまっすぐになるということから、心のまっすぐな人と関わると、そうでない人も自然と感化されてまっすぐな心の人になる、という意味。日常で疲れた心も、一緒に舞うことでまっすぐに戻してしまうような時間でありたいという思い。
麻の葉模様のように、一つ一つのパーツ(踊り手)も美しく、たくさん集まると目がくらむような美しさがあるものへの尊敬と憧れ。
主宰である「Asako」の「麻」。神主さんにつけてもらった自分自身のルーツを大切にしたいという思い。
「麻ノ葉」のように、普遍的で、素朴で、危うくありたいという思いを込めて。