自己治癒力について

自己治癒力はどんな薬よりも強力なんですが、今は医療に頼りすぎていてその力のことを忘れている人が多いです。 生活習慣の乱れている人、ストレスの多い人などは自己治癒力が低いです。 鎮痛剤や解熱剤は体の危険信号を消してしまうので自己治癒力も発揮されなくなってしまいます。 鍼灸は体のツボや筋肉を刺激することで、血流を増加させたり、免疫反応を引き出して自己治癒力を高めます。 病院で診てもらっても原因のわからない身体の不調、病院に通っていてもなかなか良くならない不調にお悩みの方はいちど鍼灸を試してみるのはいかがでしょうか。 また病院で「ストレスが原因」と言われたり、「歳のせいだから仕方ないでしょう」と言われてしまった方は、迷わず鍼灸を受けましょう。 あなたの身体の不調を本当にわかるのはあなた自身しかありませんし、それを治すのもあなた自身の自己治癒力です。鍼灸で自己治癒力を高めて、健康な毎日を送りましょう!

鍼のこだわり

今はほとんどの鍼灸院で鍼と言えば使い捨てのステンレス製のディスポ鍼が使われています。 ステンレス製のディスポ鍼の多くは鍼にシリコンを塗っていますので体に刺した時の痛みや違和感が少なくスムーズに刺さります。 でも私はこのシリコンは無い方がいいと思います。鍼は鍼らしい刺激や異物感(響き)があって当然で、そのおかげで効果を発揮すると考えているのです。 ただし、ノンシリコンの鍼は使いこなすのは難しいです。だから他の鍼灸院ではあまり使われていません。 そんなこだわりのある鍼施術。ぜひ体験してください。 (ハリをすると大なり小なり内出血します)

お灸のこだわり

当院のお灸は伝統的な、「もぐさ」を直接体に乗せるやり方が中心です。 本来のお灸はモグサが燃え尽きるまで燃やしていましたが、それでは100%やけどします。今は燃え尽きる直前で指で押さえて消す「知熱灸」というやり方が一般的です。チクっとする感じで熱が伝わります。それを繰り返してゆくとだんだん心地よくなります。 知熱灸では質のよいもぐさを使っていますので、香りもよく、それも治療効果を高めます。 全身が疲れている、元気が出ないと言った「気が虚している」タイプの方にはお灸がお勧めです。自律神経の乱れにも。当院のお灸をどうぞご体験ください。 (お灸では大なり小なり火傷をすることがあります)

医療保険について

当院は基本的に自費なんですが、鍼灸もマッサージも医療保険が適応となる場合があります。 鍼灸ならば神経痛・五十肩・腰痛・リウマチなど。 マッサージなら、例えばパーキンソン病などで筋肉の萎縮や関節の拘縮がある場合などです。 そしていずれも医師が「同意書」で施術に同意して、保険が受け入れた場合です。 また保険から補助される金額はきまってまして、外来での鍼灸施術の場合、後期高齢者で1割負担の場合約1400円の補助、2割負担の場合約1200円の補助、3割負担の場合約1000円の補助になります。 鍼灸もマッサージも訪問での施術も保険の対象です。公共交通機関の利用が困難な状態の方が対象になります。訪問施術の場合は交通費も保険でまかなわれるので、後期高齢者の1割負担の方なら1回400円程度ですみます。 接骨院ではすぐに保険を使ってもらえるのに対して、鍼灸院では医師の同意が必要という点で大きく違います。 そして鍼灸院で保険が使えるのは難しいのが現状です。約半数の医師は鍼灸マッサージ施術に同意しないですし、企業の健康保険組合は鍼灸マッサージを認めてくれないところがほとんどなんです。 現在保険が使えているのは、後期高齢者保険・国民健康保険・協会けんぽ・公立学校共済組合などです。 保険を使いたいと希望の方には、当院ではこのようなことを説明して、同意書の用紙をお渡ししています。その用紙を持って、患者さんご自身でかかりつけの医師にご相談いただければと思います。