自動ミルキングアクション装置(15分)
¥1,100【ミルキングアクション装置とは】
心臓は、ポンプに例えられますが、血液を送り出す機能はもっていても、吸い上げる機能はもっていません。全長約9万kmといわれる血管の隅々まで血液を循環させるために、人はミルキングアクションという筋肉運動をしています。
ミルキングアクションとは、筋肉が収縮するたびに静脈を圧迫して「牛の乳を搾るように」貯留した静脈血を静脈弁ごとにリレー形式で心臓へ送りだす運動です。なかでも、ふくらはぎ部位にある腓腹筋は第2の心臓といわれ、歩くことで自然にミルキングアクションを行うことができるようになっています。歩くことのできない赤ちゃんが手足をバタバタと動かすのは、小さな心臓機能をミルキングアクションで補っているためといわれています。
なんらかの疾病により歩くことのできない患者さんは、ミルキングアクションを行うことができないので、血液の流れが滞り、老廃物質や疲労物質が溜まり、代謝が悪くなってしまいます。
ミルキングアクション装置は無理をしない安全な速度でミルキングアクション運動を促すことにより心臓還流のサポートを行い、再び歩くための契機となることを目的とします。
また、交叉式ペダルによる足底圧力により、歩行に似た圧力を加えることで下肢機能全般の機能、更には骨盤機能を回復します。