VICTIMとは“FASHON VICTIM”、直訳では“流行の犠牲者”という意味になるが、ブランドとしては“ファッションに没頭する”という意味合いを持たせており、“追求=VICTIM”をブランドコンセプトとしている。デザイナーがこれまでの洋服に関わる人生の中で追求してきた結果、着心地と形の良いもの、そしてデザインをなるべく省いたもの、それこそが長く着ていける洋服=VICTIMとしている。
ウィザード(wizzard)は英語の“魔術師”という意味。1着の服も着る人の組み合わせや、バランス、によって違った表情を見せる、着飾る事、それは一種の魔術にも似ている。着る事での可能性や個性、楽しみを伝えていける服を提案していくという想いがこめられている。 「IDENTITY-個性- IMAGINATION-想造力- INVESTIGATION-追求-」がブランドコンセプト。 常にストリートとモードの要素を兼ね備え、レイヤードスタイルを中心に多素材のドッキング、製品染め、などの手法を使ったアイテムやニットを展開。アレンジや組み合わせのバリエーションで見せ方やスタイルに変化を加えていけるアイテム作りをしている。
都市生活におけるリアルクローズとしての機能と、既成概念に捉われないデザイン性の融合。 自身が影響を受けた1990年代~2000年代初頭のストリートカルチャーと2000年代以降のモードの要素をもとに、 都市生活者に提案するクリーンで都会的な、あくまでもリアルクローズであるという部分を強く意識したアイテムを展開。
2003年、森永邦彦がブランド「アンリアレイジ」を設立。 ブランド名の「ANREALAGE」とは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味している。日常の中にある、非現実的な日常、また、ふとした捩れに眼を向け、見逃してしまいそうな小さなことをもデザインの着想としている。ディテールはもちろん、雰囲気などさまざまな角度でスタイルを提案する。「服やショーを4次元的にとらえる。その4次元的な空間が作りたくてショーをやっている」と語っている。「神は細部に宿る」が信念。特徴としては、カラフルで細やかなパッチワーク、そして、人間の身体にとらわれない独創的なフォルムの洋服、また最新テクノロジーを積極的に取り入れたコレクションが特徴。