糖尿病

糖尿病を発症している患者さん、あるいは定期的な健康診断(健診)などで血糖値の高さを指摘され、糖尿病を発症する可能性が高いとされる予備軍の方の診療を行います。 健診で血糖値が高かった、あるいは糖尿病が疑われる症状や訴えがあるという場合は、血液検査で血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー:血糖値の1-2か月の平均を反映する値で糖尿病の診断や経過が良いかどうか判断する際に用いる値です)を調べます。どちらも当日中に結果がわかりますので、結果をもとに治療方針についてご相談します。

高血圧症

血圧とは、心臓から血液が動脈(血管)へ送り出される際に血管の壁にかかる圧力のことを言います。この血圧が正常とされる数値よりも慢性的に高くなっている状態を高血圧症と言います。 なお高血圧症は、血圧を測定することで診断をつけますが、その際は2つの血圧の数値を測る必要があります。 ひとつは収縮期血圧と呼ばれるものですが、これは心臓が収縮して血液を送る際にかかる圧力のことで最高血圧とも言われています。 もうひとつは拡張期血圧です。こちらは血液をためるために心臓が拡張している状態の血圧であり、最低血圧とも言われます。 この2つの血圧の数値が外来による測定時に、収縮期血圧で140mmHg以上、拡張期血圧で90mmHg以上という数値を示している場合に高血圧症と診断されます。 ちなみに1回の測定で判定することはなく、同条件下で何度か行った上で診断をつけるようにします。 なお慢性的に血圧が高いこと自体で自覚症状が現れることは少ないです。そのため知らない間に症状を進行させやすく、この点は糖尿病、脂質異常症、高血圧症は似ています。生活習慣病は気が付かないうちに全身に合併症を引き起こします。 高血圧が続くと血管に傷がつきやすく、そこからコレステロールが入り込むなどして動脈硬化を招きます。それでも自覚症状は現れにくく、さらに病状を進行させることで、血管が狭くなる・詰まるなどして、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、腎臓病(腎硬化症、腎不全)といった合併症(ある病気によって引き起こされる別の病気)を引き起こします。 こうした病気を発症したことで気づいたという患者さんも少なくありません。そのため、症状がなくとも日頃より血圧を測定し、数値が高ければ医療機関を受診するようにすることが大切です。

脂質異常症

血液中には脂質が含まれており、その種類として、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸がありますが、そのうちLDL(悪玉)コレステロールと中性脂肪(トリグリセライド)が過剰な状態にある、あるいはHDL(善玉)コレステロールが少ないと判定されると脂質異常症と診断されます。 なかでもLDLコレステロールは、動脈硬化との関連が深く、これが血管内で過剰となって蓄積されることで、動脈硬化を起こします。 さらに進行すると、血管内の血流が悪くなる、あるいは血栓によって血管が詰まったりし、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳卒中といった重篤な合併症を引き起こすこともあります。 なおLDLコレステロールや中性脂肪が高い状態、またはHDLコレステロールが少ない状態が続くことによる自覚症状は、ほぼ見られません。そのため、患者さんの大半は定期的に行う健康診断(血液検査)で数値の異常を指摘されて発見することが大半です。 ただ指摘を受けても症状が出にくいので、放置を続けてしまう方も少なくありません。 このような状態を放置すれば、重病を発症させるリスクを非常に高めますので要注意です。

痛風(高尿酸血症)

尿酸とは血液中に存在するものですが、何らかの原因によって尿酸が増えている状態のことを高尿酸血症と言います。 尿酸は水にとけにくく、これが過多になると針状の結晶をした尿酸塩になります。その後、関節(とくに足の親指の付け根付近)に溜まるようになると激痛を伴う炎症発作が起きることがあるのですが、これが痛風発作です。

一般内科

当院では糖尿病、内分泌疾患以外にも内科全般のご相談もお聞きします。 病状によっては当院で外来治療を開始し、経過を見ることもあります。 また、どの診療科を受診すればよいかわからないという場合には、適切とされる診療科へご案内できればと考えております。 高度な医療機器を使用する検査や治療、入院加療を要すると医師が判断すれば、近隣の総合病院や専門の医療機関をご紹介します。 なお、当院はコロナウイルスに感染した際に重症化リスクのある糖尿病患者さんが来院されるケースが多く、導線を分離するのが難しいことから発熱外来は実施しておりません。新型コロナウイルスに関する検査ができないため、新型コロナウイルス感染症の症状(発熱、咳、のどの痛み等)が見られる場合は、横浜市の新型コロナウイルス感染症コールセンターへお問い合わせください。 受診するかどうか判断に迷われる時には一度お電話でご相談下さい。

健康診断

診察や各種検査によって健康状態を把握し、健康の保持や生活習慣病などの疾病の予防・早期発見に役立てていくことが目的となります。 当院は以下の健診を行っています。

内分泌疾患

当院では内分泌系と呼ばれる下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などで起きるホルモンの分泌異常によって発症する病気を中心に、代謝疾患とされる生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症 など)をはじめ、生活習慣病を発症させやすくする肥満症につきましても診療していきます。 ホルモンとは、体の様々な働きを調節している化学物質で、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、生殖腺などにある内分泌腺でつくられるものです。 なお体の内外で環境変化が起きても、体の働きを常に同じような状態に保つようにするのがホルモンの役割です。 この分泌量が多すぎても少なすぎても体内の恒常性は損なわれてしまいますので、いろいろな症状・疾患を引き起こすようになります。

栄養相談

日々の食生活の多くは生活習慣病と深いかかわりを持っています。当院では、良好な栄養状態を維持するために、栄養および食生活についておひとりおひとりのライフスタイルや病気の状態に合わせた栄養相談を実施しています。一般的な献立のレクチャーだけでなく、治療に応じた食事療法を日々の生活の中で継続して続けられるように、患者様と一緒に考えアドバイスを行います。 当院には、管理栄養士(糖尿病療養指導士、病態専門管理栄養士)が常に勤務しています。実際に何を食べたらよいかわからない、自分に合った食事の量を知りたい等、お食事のことで気になることやお悩みのことがありましたらお気軽にご相談ください。

予防接種

当院では、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンの予防接種を実施しております。