鼻炎の際の薬について
急性鼻炎の際には去痰剤といって粘液の粘稠度をさげる(鼻汁を柔らかくする)薬が使われます。またアレルギー性鼻炎の場合は抗アレルギー薬やステロイド点鼻液、抗ロイコトリエン拮抗薬といった種類の薬剤がよく使われます。鼻炎の重症度や年齢、喘息の有無等によって使い分けがあります。多くの場合、治療のガイドラインに沿って薬が処方されるため病院によって薬の内容が大きく変わることはありません。外来にて「前の病院でもらった薬が全然効かない」とのお話をよく聞きますが、お薬の効果を最大限に発揮するための工夫が重要と考えます。外来では内服薬や点鼻液を使うタイミングなどご説明させていただきます。