専門学校日本聴能言語福祉学院義肢装具学科

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義肢装具士とは

義肢装具士法(1988年施行)で制定された比較的新しい医療関係職種の1つです。義肢や装具(身体の欠損や機能低下を補うための器械)を製作し適合するのが仕事です。
病院にあっては、看護師や理学療法士と同じように医学的治療の段階から関係します。したがって、医学的な知識と医療者の倫理が要求されるのは当然ですが、それに加えて製作にあっては、「もの作り」に欠かせない基礎工学理論の理解と先端技術を含む幅広い工学的知識が必要とされます。
さらに造形的なセンスや審美眼までもが要求される高度な専門性を持った職種です。

義肢装具士の仕事

大きく分けて、義肢や装具を適用する部位の採型(かたどり)、製作および身体への適合の3つから成り立ちます。免許がない人でも、技術者として製作の一部を担当することはできますが、採型と適合は患者さんと直に接する行為ですから義肢装具士の免許がないとできません。また、医療行為の一環としての業務であるため、治療の責任者である医師の指示と処方に基づいて行う必要があります。
看護師や療法士が医療施設の職員として働くのに対して、義肢装具士は独立した会社の職員として就業する場合が多く、その先には意志と努力で自ら会社を起業することも可能な点で大きく異なります。

義肢装具士になるには

義肢装具士法で定められた教育施設で 修学し、卒業した者だけに国家試験を受験する資格が与えられます。国家試験は年一回以上(通常毎年2月下旬)行われ、これに合格すると厚生労働大臣より義肢装具士の免許が与えられ、国の義肢装具士名簿に登録されます。
義肢装具士は国の定める「名称独占」で、さらに医療に関わる部分では「業務独占」業種に指定されています。

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Country or region: Japan