1月 カリロク
1月のテーマは、『平安貴族が怖れた怨霊』
十二単に代表される衣装から、華やかな印象のある平安時代。
栄華を極めると同時に、その陰でうごめく陰謀の数々。
その「見えない恐怖」から逃れるためにも、お香が使われました。
その一つが『掛け香』
今回のお香のワークは、新年や慶事の席に飾られる『掛け香』のカリロクを作っていただきます。
カリロクは『訶梨勒』という字が当てられます。
見えないモノから、身を護りたい!
そうだ!
波動の高い香りで邪気を退けよう!
と昔の人が言ったか言ってないかはさておき、そういう目的がありました。
目には見えないモノへの不安と美しいものを探求する心が生み出したカリロク。
これは、中に入れる訶子の実(かしのみ)をかたどったカタチをしています。