上下顎前突(口ゴボ)の矯正治療例

上下顎前突とは、上下の顎に対して前歯が標準より前方に位置している状態です。出ている前歯が邪魔をして上手く口を閉じる事ができません。「ゴボ口」と呼ばれたりもしています。特徴として、頑張って口を閉じると、筋肉の過緊張により下唇の下にシワができます。また、横顔が口元が突出した状態でもあり審美的な問題も強い歯並びになります。鼻と顎を結んだ線であるEラインから大きく口元が突出しています。口ゴボは大きく分けると4つのタイプに分かれます。

ガタガタの歯並び【叢生】の矯正治療症例

「でこぼこ」の歯並びは専門的には「叢生」と呼びます。歯列が顎の中に並びきらず前後に逸脱したり捻れて並んでいる状態を指します。一般的には虫歯や歯周病になりやすいと言われていますが、海外論文では、歯磨きさえしっかり行なっていれば、叢生がそういった感染性疾患の増加に直接影響はしていないというデータも出ています。ですから、主に前歯の噛み合わせと見た目の問題の解決のために治療を行っていきます。

出っ歯(上顎前突)の矯正治療例

「出っ歯」は専門的には「上顎前突」と呼びます。上下の前歯の間に6mm以上距離がある状態です。この状態だと、上の前歯が常に下唇にあたるようになり上手く口を閉じる事ができません。無理に閉じようとすると下唇前に出して閉じる感じになります。笑った時には、上の前歯がのみが目立つため、審美的に好まれていません。

受け口【反対咬合】の矯正治療例

 「受け口」は専門用語で「反対咬合」と呼びます。主に前歯の噛み合わせが上下逆の状態を指します。前歯の歯並びが逆になると、上下の歯がぶつかっていても、全く食べ物が噛めません。歯の長期的な持ちの良さという点からは、奥歯に負担がかかりやすい噛み合わせです。早期に奥歯を失いやすいとい報告もあり、矯正治療により機能回復が可能です。歯の位置のみが悪い場合は軽度であり、上下の顎の大きさのバランスが悪い場合は重度になります。小児期は上顎が小さいケースが、中学生以降は下顎が大きいケースが多いです。