古城剣道クラブは、故伊藤栄喜先生が子供達の健全育成を目的とし昭和56年4月に創立しました。
稽古場所を古川城跡の古川第一小学校とし、そこから古城剣道クラブと名付けました。
伊藤栄喜先生は、後藤萬壽夫先生と共に、長年に渡り子供達の指導に当たられました。
当時の稽古は月曜から土曜まで、毎朝6時から1時間の朝稽古です。
ほとんどの子供が冬でも自転車で通いましたが、1月2月の厳しい寒さは、心身鍛えられる貴重な経験となりました。
そんな厳しい環境の中でも、昇る朝日のごとく輝くようにと、伊藤栄喜先生はチームカラーをオレンジ色にしたそうです。
現在は、水曜金曜の夜、土曜の午前に2時間の稽古をしています。
5つの小学校に通う子供達が所属し、学年や段階に応じ、遊びや運動、稽古に元気よく励んでいます。
一年の中で大きな行事は、1月に立志式、7月頃に合宿があります。
立志式では木刀争奪戦を行い、その後、生活、勉強、剣道の3項目について、一年の抱負を一人一人発表します。
合宿は1泊2日で、稽古と集団生活の両面で多くの事を学び、団結力がより強まる機会になっています。
伊藤栄喜先生亡き後は、多くの先生方からのご指導や保護者の方々のご協力のおかげで現在に至ってます事に、心から感謝申し上げます。
今は多くの卒業生が古城剣道クラブを力強く支えてくれている事が、私達の力の源でもあり、誇りです。
今後も子供達の健全育成のために、微力ながら努力してまいりますので、変わらぬご指導、ご協力をよろしくお願い致します。

古城剣道クラブ代表  井坂 亮