89年-94年 BNR32

BNR32型最大の特徴は、上述の通り当時の最新装備が多数採用されたことである。特筆すべきは、PGC10型からKPGC110型まで自然吸気エンジンかつ後輪駆動であったGT-Rが、このBNR32型ではツインターボエンジンRB26DETTが専用に開発・搭載され、足回りも「ATTESA E-TS」・「Super HICAS」を搭載し、FRから4WDとなったことである。

95年-98年 BCNR33

BCNR33。従来8ビットであったECUの16ビット化、過給圧の上昇、バルブタイミングや吸排気系、圧縮比、フリクションロスの見直しなどの改良により、出力は280PS/37.5kgf·mとなる。R32型から全長が130mm、ホイールベースで105mm拡大され、全体的にワイドボディ化された。ブレンボ製ブレーキキャリパーを全車標準装備。

99年-02年 BNR34

BNR34。第2世代最後にしてスカイラインGT-R名義として最後の型である。キャッチコピーは「人に翼を」。先代BCNR33型で不評のボディをホイールベースで55mm、全長で75mmサイズダウン。安全面ではサイドエアバッグをオプション設定し、セキュリティ対策としてイモビライザーも採用。