[火を吹く女] 誘惑は武器であり、炎は言葉。 吐息を吐きかけるのは私、燃え上がらせるのは彼女。 炎の戦いの果てに、女、すなわち薔薇が手にするのは、その灼熱の痛みだけ。
[セロファンの夜] 夜がひろがる。 星のまたたきと地面の間は、 甘く透明なかぐわしさで満ちている。 美しい夜行性の虫たちがリクエストする。 「もしもしお嬢さん。 このあたりの空気をぜんぶ包んでいただけますか?」 「贈り物ですか?」 「ええ、あなたへの」
[木のフェミニティ] 木の香りの中にある女性的な面を見出したことにより、 この香りは革命を起こし、そして伝説となった。 他の何にも変えがたい唯一の個性。 セルジュ・ルタンスが発見し、紡ぎだした香りの神話。