ITER(イーター)プロジェクトについて
ITER(イーター)プロジェクトは、日本を含む世界7極(33ヶ国)が
共同で実施する国際的な研究開発プロジェクトです。
南フランスのサン・ポール・レ・デュランスに核融合実験炉ITERを建設中!
ITERで核融合エネルギーの科学的・技術的実現性を実証します。
本アカウントは、ITER機構日本国内機関が運用しています。
■ITER日本国内機関窓口■
所在:茨城県那珂市向山801-1
E-mail:jada-recruiting@qst.go.jp
TEL:029-277-2980
Notice
Mixed media feed
FAQSee more
Aエネルギー源としての核融合の実現可能性を証明することを目的とした大規模な科学実験です。ITERは現在、南フランスに建設中で、中国、EU、インド、日本、韓国、ロシア、米国の7極が資金と科学的資源を結集し、史上最大の核融合炉を建設するという前例のない国際的な取り組みを進めています。ITERは発電こそしませんが、核融合炉を商業用に設計できるよう、科学的・技術的に重要な課題を解決することを目指しています。
AQ値(核融合増倍率またはエネルギー増倍率)とは、核融合反応で発生するパワーと、核融合反応を持続させるためにトカマク内に注入する外部からの加熱パワーの比率のことです。
ITERの目標であるQ≥10は、加熱システムによる入力(50MW)の10倍の熱出力(500MW)を実現することを意味しています。A2011年の東日本大震災で起きた核分裂炉の事故は、ITERでは起こりえません。核分裂炉と核融合炉は物理的にも技術的にも根本的に異なる仕組みで運転しているからです。
核融合炉では炉内に常に存在する燃料は限られ、ITERの燃料は重水素とトリチウムのプラズマであるガス状の混合物です。核融合反応の維持には、燃料の継続的な供給が必要です。何らかの理由で燃料の供給が途絶えれば、核融合反応はただちに停止します。