ケアシス-Sは45℃から-20℃まで調節しながら、有効成分を導入できる「クライオエレクトロポレーションシステム」を採用しています。従来のエレクトロポレーションやイオン導入器と比べ、20倍の薬剤導入効果があります。 　また、レーザーフェイシャル、フラクショナル、ニードルセラピー、ピーリングなど、痛み、赤み、腫れ、熱感を帯びるような施術の後に、冷却モードで有効成分を導入することによりダウンタイムを減らすことが可能です。

　PicoWay（ピコウェイ）は、従来のシミ取りレーザーであるナノ秒レーザーよりもさらに短い数百ピコ秒（30億分の1秒）という極めて短いパルス発振により得られる高いピークパワーを有する医療用レーザー装置です。短時間に集中してエネルギーを与えることで高い効果が得られるだけでなく、周囲に余計な熱を与えないため副作用も少ないという特徴があります。このため従来では治療が難しかった肝斑や先天性のアザなどにも効果があります。 　また、ピンポイントへの治療だけでなく、フラクショナル照射という新しい照射方法が可能になりました。これは面ではなく点状にスプレーのようにレーザーを照射する方法で、従来では弱い出力でしかできなかった顔全体へのレーザー照射を高い出力で照射することが可能になり、従来よりはるかに効果的な美肌・美白・アンチエイジング効果を得ることができます。

　CO2REは炭酸ガスレーザー照射装置です。当院ではその多彩な照射モードを用いて独自の方法で再発が少なく、傷跡が従来の照射方法よりも残りにくいホクロやイボの除去を行っています。 　また、CO2REは、皮膚のフラクショナルリサーフェシングを目的とした軟組織の蒸散に使用する美容レーザー装置として、国内で初めて医療機器製造販売承認を取得しています。フラクショナルレーザーリサーフェシングとは、レーザー照射によって皮膚に微細な穴(ドット状)を開けることで、色素沈着やダウンタイムなどのリスクを最小限に抑え、皮膚を新生させることです。これにより美肌治療だけでなく、傷跡やニキビ跡、妊娠線を改善させることもできます。

　たるみ治療として数年前から人気の高いHIFU治療は従来のレーザーやRFなどに比べてより深部にエネルギーを届かせることで高いたるみ治療が可能となった画期的な「切らないフェイスリフト」です。しかし、深部にまでエネルギーを届かせるために高い出力が必要となり痛みを伴うという欠点がありました。また、深部へのエネルギー伝達に特化していたため、浅い層のたるみ取りや小じわに対しては効果が薄いという欠点もありました。 　これらを解決したのが新しいたるみ治療機である、MFU+RF「ニューダブロ」です。MFUはHIFUに比べ、低いエネルギーでも焦点をより高い精度で合わせることで高い効果を生み出すことができる新技術です。これにより従来よりも少ない痛みでより高いたるみ治療ができるようになりました。また、同時にRFも照射することが可能な機種ですので深部から浅部まで立体的にエネルギー伝達を行い、3次元的なたるみ治療が可能となりました。