一軒一軒、ガスボンベを配達してまわることは 地域のひと、一人一人とのつながりを大切にすることだと思います。 ご近所つきあいや、人との絆がうすれる現代で、 各家庭をまわり、声をかけ、挨拶をし、 時には世間話に花を咲かせ、心配事やお困り事の相談に応じ、 電球をつけ変えたり、住まいの修理を引き受けたり・・・ そんな時代遅れでアナログなお付き合いが、必要不可欠なことだと思っています。 何かあったときはもちろん、何もないときにも、365日24時間、 地域の暮らしを見守りつづける、 そんな街のガス屋さんになりたいと思います。
「鳴門ガスです」と言うと「あぁガス屋さんね」と言われます。ガス屋と呼ばれることは嫌いじゃない。けれど「うちはガスだけじゃないんです。リフォームもしてるんです」と言うと大抵の方から「知らなかった」という答えが返ってきます。ガス会社として地域に根差して半世紀近くなりますが、当社には昔から家電部門もあり、電機工事や床暖房、太陽光発電なども扱ってきました。お客様が快適に心地よく暮らすために、必要な取り組みを積極的にやってきた結果が、『鳴門ガスでリフォーム』というカタチになりました。ガスのことも電気のことも知っているからこそ、お客様のご要望に合わせたリフォームが提案できるのではないかと考えています。 小さなことまで引き受けます ガスコンロを買い替えたいと言われ、話を聞いているとどうも台所の使い勝手が悪いということになり、じゃ、キッチンのリフォームはどうですか？ と提案すると、そこではじめてガス屋さんでリフォームができるの？ ということになります。ガスのことでお伺いしていても、住まいのお困りごとがあれば引き受けてきます。極端に言えば、LED電球に取り換えたいとか、植木を伐採したいというご要望にもお応えしています。外壁工事や塗装など、ガスとは無関係のリフォームでもどんどん引き受けます。近頃やっと、ガスを利用されていないお客様もからも声をかけていただけるようになりました。 リフォームを任される理由 リフォームを任されるというのは、大変な信頼関係が必要です。 たとえば屋根の塗り替えをしようとして、屋根にあがったら瓦が何枚か割れていたとします。でも瓦を交換するには、見積もりより高くなってしまいます。口頭で伝えただけでは信用してもらえないかもしれません。もしお客様が自分の目で確かめたいと言われたら、ヘルメットをかぶっていただいて、屋根に上っていただきます。無理な場合は、写真撮影したものを見ていただいたりします。そうしているうちに信頼が生まれ、口頭でも任せていただけるようになったりします。 やってて良かった、と思える瞬間 お客様とコミュニケーションがうまくとれずに、話が前に進まないこともあります。精一杯対応させていただくのですが、なかなか分かっていただけないことやお叱りの言葉をいただくこともあります。それでもリフォームが完成したとき、「やっぱりオタクでしてよかった！」と喜んでくださると、今までの苦労が吹っ飛んでいきます。お客様の信頼を得られたという実感が湧いてきて、次の仕事への自信につながっていきます。リフォームを通じて喜びや感動をお届けするとともに、私たち自身もお客様から喜びや感動をいただいております。