ベーカリー＆カフェ ラ・メール

合同会社ミネラルラボラトリー沖縄　代表、
ベーカリー＆カフェラメールの銘苅哲男です。
⭐︎パンとの出会い⭐︎ 詳細はここから↓↓↓
私は高校を卒業して東京の品川プリンスホテルで最初にパンに携わることになります。最初は好きで入ったわけではなく、生活のために入っていたパン屋だったんですが、やっていくうちにのめり込んでいってしまい、現在に至るというかたちになります。

⭐︎様々な経験⭐︎
その後に横浜の十番館というところで、さらに1年修行し、父親の体調が悪くなり沖縄に帰ってくることになります。その後に最初に勤めたのは町場のオキコさん、ぐしけんパンさんに勤めた後に日航アリビラ（沖縄リゾートホテル）に勤めることになります。そこではチーフをやっていましたが、初めてだったので見よう見まねで、一生懸命チーフでありながら本当に勉強した5年間でありました。その後に読谷の方で「ノア」というパン屋さんを8年やっていました。

⭐︎ラ・メール設立⭐︎
ホテルではパン屋さんというのは料理の中の一つ、デザートは料理の１番最後の締めという形でやらせていただいていたので、どうしてもホテルやレストランの仕事もしたくなり、ホテルにあるような近い料理を食してもらえればなということで、自分たちのお店で料理ができるようにベーカリーカフェ、ラ・メールを設立したという次第になります。

⭐︎海水を使った食の在り方⭐︎
読谷から沖縄市に移ってきてもう19年になります。僕のパンの特徴は海水を使ったパンだったり、海水を使った天然酵母、漁業兼業でやっている方と相談をしてその海水を浜比嘉島の方から取ってきてもらって使うようになりました。

⭐︎なぜ沖縄の海水なのか⭐︎
何で海水かというと、自分たちの4人兄弟の3人が卵アレルギーを持っていまして、何が良いのかって考えた時にミネラルが一番力が強いのかな、病気になりにくいのかなという事で海水を使うようになりました。内科・小児科・婦人科の先生にたまたま知人がいたので、そういう方々の知識をもらいながら、背中を押してもらいこういう料理やパンを作るということになります。

⭐︎僕が職人を続いた理由⭐︎
パン自体は実は読谷にいる頃から海水は使っていました。実際にお客様の家族の娘さんたちがそういうアレルギーで、読谷ではそのようなお客様たちが僕のパンを使うようになります。一番嬉しかったのは大学も卒業して一人前になってアレルギーも出なくなりました、と感謝をしてもらい花束をもらったという記憶が鮮明にあって、それは嬉しかったですね。やってて良かったという瞬間でしたね。それから知り合いのお医者さんの中の一人に、自分の両親が若くて病気で二人とも他界するものですから、頑張って勉強して医者になれてたら、両親も助けられたかもしれないという話をした時にこの先生が、「銘苅さんは病気になる前のことができるでしょ」ということを言われまして、それから目からウロコが落ちるような感じで、これだ、という目が覚めた瞬間でもありました。そういうことが１回２回３回とあって、飽きっぽい僕がずっとこの仕事を続けていられた最大の理由はそういうことだと思います。

⭐︎沖縄の陸と海両方のミネラル⭐︎
ここに来ていろんなことをやってて現在に至るんですけど、料理の方も生麺のパスタは生地をこねる時も茹でる時も海水を使用したり、豆腐もにがりの代わりに海水を使います。自分たちが熟成肉をもう７〜8年やっていますので天然酵母（パンの技術を応用して）で熟成肉を作っています。陸のミネラルも入れようってことで、黒糖も使うようになりました。ウチのパンの全てに今黒糖が入っているという感じです。その２つ（海と陸両方のミネラル）を組み合わせたもので商品開発を今からもやっていこうと思っております。

⭐︎健康・笑顔・幸せであれ⭐︎
自分たちの家族のように両親と若くして離れ離れになっていくような家族はなるべく防ぎたい、食で防げるものなら今でも食で防ぎたいと思っております。僕らの店に来たお客さんが健康であれ笑顔であれ、幸せであろうという思いで、海水を使うようになったので、現在はそれに黒糖が入ってきたという感じです。これを日本中の方、欲を言えば世界の方々に広げていけたらなというのが私の今の目標です。これは夢ではなくてあくまで目標です。必ず達成しようと思っております。

⭐︎そして2023年（令和4年）⭐︎