循環器内科・内科一般

「人は血管とともに老いる」と昔から言われています。 血管は全身を駆け巡っていて、その中心は心臓になります。 循環器内科とは、その心臓を中心とした疾患を診療する科になります。 心臓だけではなく、それにつながる血管、また、「老いる」原因となる生活習慣病の管理も必要となってくるので、 そのプロフェッショナルとお考え下さい。 よりよい人生を送るためのお手伝いをするために、循環器だけではなく、一般内科も診療していきます。 総合内科専門医として皆さんのお力になりたいと思っています。 一般内科としては、 風邪や肺炎などの呼吸器感染症、ワクチンなどの予防医療、高血圧・糖尿病・高コレステロール血症などの生活習慣病を診察します。 また、専門的には、循環器内科として、狭心症・心筋梗塞・不整脈・心不全・動脈硬化症をの診断治療を行います。 心臓リハビリテーションなどのメディカルフィットネスを行っていくとともに、AGA治療、ED治療、禁煙治療といったアンチエイジング医療も推進していきます。

高血圧

健診で血圧140/90以上と指摘されましたか? 高血圧の定義は年々厳しくなってきています。 これは、血圧が高いことが続くことにより動脈硬化が悪化し、脳梗塞や心筋梗塞に至る可能性が高くなるからです。もっとも怖いことは、少しくらい血圧が高くても症状はほとんどないことです。 症状が出た時には、大きな病気が起きた時です。 そうならないように、予防的に血圧のコントロールが非常に重要なります。 お薬での治療も大切ですが、塩分制限などの食事指導や、適切な有酸素運動による運動療法も非常に重要になります。

糖尿病

予備軍は1000万人以上です。健診でHbA1cをみてください。 糖尿病の合併する三大疾患として、網膜症、腎症、神経症があります。網膜症が悪くなると失明の可能性もあり、腎症が悪くなると透析治療になり、神経症が悪くなると日常生活がつらくなります。 また、動脈硬化も悪化し、脳梗塞、心筋梗塞といった命にかかわる病気になる可能性が高くなります。 ダイエットなどの食事指導も重要ですが、適切な時期に適切な治療を開始することも重要です。

脂質異常症

悪玉(LDL)コレステロールを測定していますか? 高コレステロール血症とも表現されます。 LDLコレステロールという悪玉コレステロールが体内に蓄積することにより、動脈硬化が進行します。 最近では、家族性高コレステロール血症といった概念も浸透してきており、なるべく早期の治療開始が推奨されています。

風邪・肺炎

「風邪は万病のもと」です。 予防が最も大切です。 免疫力が弱くなると風邪をひきやすくなります。 日常生活の見直しや、ワクチンなどにより体の抵抗力をあげていきます。 抗生物質の乱用は、耐性菌(MRSAなどといった抗生物質が効かない細菌)を発生させなくなるので、安易に使用しないほうがよいです。 症状、レントゲン、採血結果などを総合的に判断し使用していきます。

不整脈

その不整脈、見過ごしてはいけません。 動悸などがあった場合は不整脈の可能性があります。 不整脈も治療介入が必要な不整脈と、不要な不整脈がありますので、しっかりを検査を行い治療をしていきます。 24時間心電図(ホルター心電図)や運動負荷心電図を行います。 心房細動は脳梗塞を引き起こしやすくなりますので、血液をサラサラにする必要があります。

狭心症

動いたときに5分以上胸の症状がありますか? 動いた時の胸痛、息切れは可能性があります。 心電図や運動負荷心電図を行い診察をしていきます。 より詳細な検査が必要な場合は、病院に紹介をします。

閉塞性動脈硬化症

四肢の動脈が狭くなることにより血流が低下し、筋肉が酸欠になる病気です。 歩いた後に足の痛みが出るような症状がある場合は、可能性があります。 動脈硬化の検査を行い診断していきます。

心不全

顔や足のむくみはありませんか? この病気は、病名ではなく、症候群です。 何らかの理由により心臓のポンプ機能が体の不調を補えなくなった時に症状が出現します。 息切れ、足や顔面のむくみ、夜に苦しくて目が覚めるといった症状が出現します。 薬物治療だけではなく、積極的な有酸素運動も予防の一つです。 当院の心臓リハビリテーションを是非活用してください。