和柄の意味 -鳥獣花木図屏風- 伊藤若冲は江戸時代中期の京都で活躍した絵師です。今回パゴンは出光美術館様のご協力を得て、旧プライスコレクション『鳥獣花木図屏風』の京友禅染めによる表現に取り組みました。白象をはじめとした愛らしい動物たちが「桝目描き」と呼ばれる特殊な描法で描かれる『鳥獣花木図屏風』は、若冲の独創性が感じられる作品として注目を集めています。京友禅を通して新しい楽しみ方を発見していただければ幸いです。
和柄の意味 -怒涛図男浪- 信州小布施・北斎館所蔵の葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 怒涛図 男浪」 を許可を得て京友禅染で復刻しました。江戸の浮世絵師・葛飾北斎は晩年、小布施で肉筆画の大作に挑みます。そして86歳の時に祭屋台の天井絵「男浪」「女浪」を手がけました。両図とも砕け散る波頭、逆巻く大波、大海の荒々しさが見事に表現されています。波の描線に力強さがあり、見る者を呑み込んでしまうような勢いさえ感じられます。