最上の泥が必要とする適度な噴気と腐植粘土層と地下水との三拍子そろう恵まれた条件のもとに産出されています。
 第一に、適量の腐植粘土【humus:mold】に残留する物質であるフミン【humin】は入浴中に体の表面から出るミネラルイオン、毒性物質等と結び付いて、無害にするなどの作用があります。
 第二に、紺屋地獄の噴気は硫黄が主成分であり適度な硫黄化水素ガス【H2S】を含む硫黄化水素型の硫黄泉です。硫黄化水素ガスは末梢神経を拡張する作用が強いので、血管の動きをコントロールしている【自律神経:交感神経と副交感神経】の副交感神経の方の働きを高める効果があるので血管を弛緩させます。
 第一、第二から『放射線障害』『甲状腺機能亢進症:バセドウ病』等『放射線障害』『高血圧』『動脈硬化症』そして血行不良により出来る血栓【心筋梗塞・脳梗塞等の原因】に効果があります。他に重金属解毒作用【水俣病等】や催眠作用もあります。
硫黄水素泉は他にもありますが、紺屋地獄の硫黄水素ガスと腐植土に残留する物質【フミン】を含む紺屋鉱泥等とあいまって世界に類を見ない効果を生み出します。
さらに紺屋泥浴は、血管を拡張し血圧を下げ血糖を抑えるので、生命維持に重要なホルモンである【副腎皮質ホルモン】を賦活します。『副腎皮質ホルモン剤:ステロイド系』の薬剤は、よく効くけれど副作用があり止めるのも中々難しいものですが、泥浴をしながら漸減していくと上手くいきます。
そのことにより医療費削減のメリットもあります。