
“熟成の妙を味わう。南仏の掘り出し物”

熟成の妙を味わう。というのは、ワイン好きにはたまらない喜びです。でも、熟し過ぎるとなんだかよくわからなくなることもしばしば。何事も、ちょうど良い塩梅というものがあります。

南フランスのルーションは、あまり話題に上がらない産地かも知れない。だからこそ、こんなお宝ワインが、驚くほどリーズナブルな価格で出てきたりもします。

カリニャンを主体にした、南仏...

“最高のデイリーナチュラル！”

2019年ヴィンテージで突然の大覚醒を果たしたモン・ド・マリー。その覚醒ぶりは、2020年ヴィンテージでさらにパワーアップ。やっぱり、マグレじゃありませんでした。

アナテムの赤は、サンソーとカリニャンを中心にした、ぐびぐび系のキュヴェ。これがもう、たまらなく美味しい。ぴちぴちとした果実味、踊るような酸、羽のようなテクスチャー。気付いたら、あっという間にグラス...

“絶妙すぎる、リラックス系シャンパーニュ”

ここ数年、シャンパーニュの新人発掘ラッシュが続いています。新しく紹介される造り手のシャンパーニュは、市場から瞬く間に姿を消す。そんなバブルのような状況は、未だ収まる気配がありません。正直、新しいこと、以外にたいして魅力が見出せない造り手も少なくは無いし、個人的にこのムーヴメントにはかなり辟易としているかんじ。新しければ良い、ってのはどうなのかなと。...

“ソーヴィニヨン・ブランの聖地から、神がかった大傑作ワインの登場“

日本では驚くほどサンセールの人気が無い。アメリカにいた時は、サンセールは白ワインの代名詞的存在の一つでした。それこそ、販売するのが嫌になってしまうほど、黙ってても売れに売れていくようなワインがサンセールでした。

そんな経緯もあってか、私はサンセール経験値が実はかなり高い。アメリカ時代に、膨大な種類のサンセールをテイスティン...

“チリワインの真打は、カリニャン”

チリは南北に長く伸びた国。
この時点で、「チリワイン」となんでもかんでも一括りにすることが随分とおかしな話だと気づく人も多いと思います。しかも、チリの各産地では、その場所の土壌や気候にちゃんと合った葡萄を育てるという意識が非常に強い。

難しい言葉を使うと、「適地適品種」の原則が、根付いている国なのです。そのような背景から、北から南まで、実に多様な葡萄が栽...

“アンダルシアは今、生まれ変わろうとしている”

アンダルシア地方と聞いて、ピンとくるワイン好きは、かなり少ないかも知れません。ワインの中でも特殊なジャンルである、シェリーの主要産地だからです。そして、シェリー以外のイメージは、全くといっていいほど、無いでしょう。

しかし、時代は常に動き続けるもの。近年のアンダルシア地方は、シェリー用にされてきた品種を使って、普通のワインを作ることが、一大ブ...

“絶妙すぎるコク旨系ソーヴィニヨン・ブラン！”

ソーヴィニヨン・ブランといえば、ニュージーランドやフランス・ロワールのすっきり系が人気なのは間違いない。でも、セミヨンとのブレンド、まろやかな樽のトリートメントが効いたボルドータイプもまた、捨て難い魅力があります。

問題は、ボルドータイプのワインは、価格が高いこと。こればかりはどうしようもないかと、諦めの気持ちも確かに出てきますがなんだかんだ...

“ニューワールド筆頭のピノ銘醸地。HAAの偉大な可能性”

南アのピノ・ノワールがアツい。
いや、ヘメル・アン・アールダのピノ・ノワールがアツい。と言ったほうが正確でしょうか。

この小さな産地には、たくさんの多様なテロワールが宿っていて、
ピノ・ノワールはその個性を見事に反映しています。聡明なピーター＝アラン・フィンレイソンが率いるクリスタルムは、今や南アのトップ生産者。

この強烈なワイン...

“スーパースターのグランクリュ”

カリフォルニアの新世代スターとして、アルノ=ロバーツの名はもはや真っ先に上がるようになリマした。

長い間カリフォルニアワインに施されてきた厚化粧を引っぺがして、生々しいまでテロワールを表現してみせるスタイルは、まさにセンセーショナル。アルノ=ロバーツのワインを飲んで、カリフォルニアのテロワールを誤解していたと思わされたことは数えきれません。

そんな彼らは...

“秘境の超美味マイナー品種飲み比べ！”

スペインの主要産地を除いて、今大きな盛り上がりを見せているのはどこでしょうか？
答えは、カナリア諸島（と言っても、場所はほぼアフリカ大陸ですが）と、このリベイラ・サクラ。

超急勾配の斜面に拓かれた畑が多く、働き不足によって、かつては消滅の危機にすら瀕したいたリベイラ・サクラ。その産地を救ったのは、ラウル・ペレスという天才醸造家、そしてアデガス・ギマロ...

“南ア産ピノ・ノワールのスーパースター！精細に緻密に刻まれたテロワール”

南アフリカにおけるブルゴーニュ品種の産地として、現在最も大きな注目を集めているのは、ヘメル・アン・アールダで間違いないでしょう。この地では、ピノ・ノワールとシャルドネという繊細の極地にあるような葡萄が、見事にテロワールの声を反映します。

まさに群雄割拠の様相を呈してきたこの地ですが、ハネス・ストーム氏が率いるストーム...

“旨味爆発の美味すぎるオレンジワイン。世界最高の一角”

押しも押されぬイタリアナチュラルワインの最高峰となったラ・マリオーザ。ヴィンテージを重ねるごとに、凄みを増していく圧巻のワイン群。

素晴らしいワインのオンパレードであるポートフォリオの中でも、この「ウニ」は頭一つ抜けています。

ウニは世界最高のオレンジワインの一つ。こう伝えるのが一番でしょうか。

葡萄はトスカーナの伝統品種であるプ...

“万能の天才が仕掛ける、究極のカジュアルワイン”

マスターソムリエであり、マスターシェフでもあり、さらには極めて優れたワインメーカーでもある万能の天才、クリストファー・ベイツ。

ニューヨーク州フィンガー・レイクスの躍動を支えてきたクリスが新たに手掛けたのは、究極のハウスワイン！

非常に幅広い食事と合わせることができる、最高に使い勝手の良いワインであると同時に、絶妙の「ごくごく感」も加味さ...

“自根ピノの衝撃、再び。”

アメリカのオレゴンは、ピノ・ノワールの銘醸地として、既に確固たる地位を築いています。素晴らしいワインが目白押しのこの地において、今最高に輝いているワインがケリー・フォックス。

よりハンズオフなスタイルで造られるケリーのワインは、ヴィンテージや畑の個性を抜群の透明感で描き出す。葡萄はオレゴン屈指の銘醸畑であるマレシュから。

そしてこのワインを、他とは一線を画す驚...

“ニューワールド筆頭のピノ銘醸地。HAAの偉大な可能性”

南アのピノ・ノワールがアツい。いや、ヘメル・アン・アールダのピノ・ノワールがアツい。と言ったほうが正確でしょうか。

この小さな産地には、たくさんの多様なテロワールが宿っていて、
ピノ・ノワールはその個性を見事に反映しています。聡明なピーター＝アラン・フィンレイソンが率いるクリスタルムは、今や南アのトップ生産者。

この強烈なワインを...

“1922年。過去から贈り物が未来を紡ぐ“

カリフォルニアの主役は、ナパ・ヴァレーやソノマ・コーストです。でも、主役だけが素晴らしいワインを造るわけじゃない。

ライム・キルン・ヴァレー。筋金入りのカリフォルニアワインマニアでも、聞いたことがあるひとは少ないでしょう。それもそのはず、この極小AVAには、エンツ家が所有する畑しかないのです。

そして、時が止まったかのようなこの畑には1922年...

“全てがちょうど良いシャルドネ”

カリフォルニアの秘宝探索は楽しい。メジャー産地以外で、素敵なワインがたくさんあります。

このシャルドネは、味わいも価格もラベルも、全てがちょうど良いという心地良さ。気合の入ったシャルドネも素晴らしいけど、こういうリラックスしたシャルドネも最高です。

日常に寄り添う味わいって、こういうことだと思います。

 
*購入は、オンラインか店頭にて承ります。
気に...

遊び心たっぷりのラベル。
遊び心たっぷりの味わい。

底抜けに明るく、ピチピチした弾けるような食感すら感じるVVVのワインは、年々洗練されてきています。

でも、遊びがなくなったわけじゃなく。それは、子供が大人になったような変化で、遊びの種類が変わっただけのような感じです。

アリゴテは、今やブルゴーニュのスター品種。有名生産者がこぞってアリゴテの畑を求めています。

ちょうど良い果実味、溌剌...

“スーパー・トスカンの大傑作。期待の超新星”

スーパー・トスカン。
かつて一世を風靡したワインも、今やノスタルジックな存在に。その土地ならではの個性が重要視される現代では、確かに時代遅れなワインなのでしょう。それでも、ボルゲリやスヴェレートの地から、凄いボルドー系品種のワインが生まれ続けていることは確か。

スーパー・トスカンで最も優れた品種は何でしょうか？
メルローと答える人も、カベルネ・...

今日も美味しいワインで乾杯！

xoticwines

Mixed media feedmore

Reward card