国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres=MSF)は、 中立・独立・公平な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体です。1971年に設立し、1992年には日本事務局が発足しました。 MSFの活動は、緊急性の高い医療ニーズに応えることを目的としています。紛争や自然災害の被害者や、貧困などさまざまな理由で保健医療サービスを受けられない人びとなど、その対象は多岐にわたります。 MSFは世界各地に42事務局を設置しています。主な活動地はアフリカ・アジア・南米などの途上国です。2022年は約4万9000人の海外派遣スタッフ・現地スタッフが、75の国と地域で活動しました。2022年、MSF日本は89人を派遣しました。派遣回数はのべ119回で、26の国と地域で活動しました。MSFの活動は、97%が民間からの寄付で成り立っています(2022年)。また、活動地へ派遣するスタッフの募集も通年で行っています。さらに、活動地の現状報告や患者の方々の声を届ける証言活動も重視しています。 一人でも多くの方が、私たちとともに行動してくださることを願っています。 ※特に断り書きのある場合を除き、コンテンツの著作権は国境なき医師団に帰属します。無断転載を禁じます。