食べる事が大好きなシェフとマダムが作った自然派イタリアンです。大自然の中で始める小さな店の名前は“小さな広場”＝“Piccolo Piazza”に決めました。阿蘇の雄大な自然の中のちっぽけな可愛らしいL字カウンターの7席の店。席に着くと手打ち麺やピッツァ生地を延ばす所や、肉の焼き方やデザートの盛り付けを見ながら、完成された料理を待つ。600mmの奥行きのカウンター+一段下がった調理台の奥行きは450mm。1m5cmの距離感が近すぎず離れ過ぎずに良い空気感を出していたと思います。カウンターの下で手をつないでいても、後ろを振り返った瞬間にキスをしても、恋人の顔を見ないで話をしても許される空間。それが、阿蘇のPiccolo Piazzaにはありました。 東京に戻って作ったこの店は、名前は同じでも雰囲気はよそよそしく、厨房も丸見えなのに遠くに感じる作り方。料理を作るパフォーマンスも間近に見られず、意味不明なノイズだけが伝わって来る味気なさ。阿蘇時代のお客様が初めて見えると、思わず厨房の中に入って来る気持ちがわかります。話しかけたくても目の前に誰もいない、手を伸ばしたくても届かない。構って欲しい人には不向きな店になってしまいました。でも、シェフもマダムも優しいので（本人が言うので信用できませんが）無理をせず仮面を脱ぎ捨てて心を開いて頂ければ楽しい時を過ごす事が出来ると思います。入り口のドアはあなたの気持ちを試すかのように重く開けるのに勇気がいります。入っても優しい眼差しが向けられるとは限りません。勇気を持ってドアを開けて下さい。あなたがいなければ店は存在しないのですから。多くの店の中からあなたが選ばれた店ですから思う存分楽しんで下さい。美味しい料理を選ぶ時は、ささやかな助言に耳を傾ける事を忘れずに。そして、わからない事は聞いて下さい。店の流儀（ローカル ルール）は、皆様が勝手に決め込んでいる場合もありますから。ちなみに、ピッツァはローマピッツァなので、カットされたピースを手で持って召し上がって下さい。

アカウント紹介

道路から8m入ると、店の入り口。

福岡は糸島で捕獲された鹿のもも肉のロティ。豊かな山で育った天然物の夏の鹿の美味しさは特別です。

真鯛のアックア ディ マーレ。
大きすぎたので一匹でなくてカットして。お魚の美味しさを楽しめる調理法です。

ジェラート、ソルベは季節によって変わります。ニンニクのアイスクリームや牛蒡のアイスクリームは一押しです。ランチタイムでもデザートセットを注文すると食べる事が出来ます。

四種類のチーズのピッツァ。クアットロ フロマッジ。生地は自家製。小麦粉、水、塩、イースト菌、Ex.V.O。
チーズは、モッツァレラ、リコッタ、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ。

自家製全粒粉パン。
材料は、強力粉とグラハム粉、塩、水、イースト菌。

ほうれん草の手打ち麺、フェットチーネの蟹クリームソース。
ほうれん草を練り込んだ自家製手打ち麺です。

国産牛頬肉の赤ワイン煮込み。お箸でも食べられる柔らかさ、2歳〜96歳まで愛される定番メニューです。香味野菜の旨味とトマト、赤ワインで牛頬肉をじっくり煮込ん付け合わせのマッシュはゆっくり茹でたジャガイモをミルクとグラナパダーナとパターでモンテして。

チーズ好きにはたまらない、愛宕山のフェルミエからチーズが届きました。
牛乳の白カビタイプの ファンブリヤーマスタードと山羊乳のシャビシュー デュ ポワトゥ
牛乳のウオッシュタイプのタレッジョと羊乳のセミハードタイプのオッソー イラティ フェルミエの4種類です
単品でも盛合わせでもお好きな物を召し上がり下さい。