トリックアートとは、人間の目の錯覚を利用して「立体的に見える絵画」や「観る角度により印象が変化する作品」など平面(二次元)のものを立体(三次元)的に描き表す不思議で楽しめる新しいアートです。 展示されている作品は全て壁に直接描かれたもので、世界の名画も実は額縁ごと描き込まれたもの。 分かっていても「本当に平面なの?」と、ついつい触って確かめたくなってしまうのです。 「トリックアート」という言葉、実は造語で辞書にはのっていません。 その起源は古代ギリシャにさかのぼり、トロンプ・ルイユ(フランス語で目を騙すの意味)と呼ばれていたもの。 シュルレアリスム(超現実主義)の分野でよく用いられた技法でした。 これらの技法には「遠近法」「陰影法」「前進色と後退色の組み合わせ」などがありますが、この技法に新しいアイデアと技術が付加されて全く新しいアートとして確立されたものが「トリックアート」なのです。 一般的な美術館とは違い、作品に直接触ったり、写真を撮って遊べる大人から子供まで幅広く楽しんで頂けるテーマパークとなっています。