日本中から、あがり症で苦しむ人を無くすために。 日本人の8割以上が「あがり症」だという現代において、「人前での過度のあがり、緊張」というのは、誰しもが抱える悩みとも言えます。 しかし、かねてより「あがり症」は精神疾患のひとつ、表立って触れてはいけないタブーなこととして、避けられてきました。 「あがり症で悩む自分=情けない」と人知れず思い悩み、誰にも相談できず、「性格だから治らない」「生まれつきだから仕方ない」と諦めてしまっている人が多くいらっしゃいます。 果たして本当にそうなのでしょうか。 はじめから水泳が得意な人がいないように、生まれつき自転車に乗れる人がいないように、勉強、練習すれば上達できるものだと考えます。 話し方はスキルであって、生まれつき上手・下手などありません。 「あがり症」を「誰もが抱える悩みのひとつ」と捉え、「水泳やパソコンを習うように、あがり症を克服しよう」の理念に基づき、当協会は発足しました。 ありのままの自分を表現できる幸せ。 自転車に乗れるようになったときとても嬉しかったように、今まで出来なかったことができる喜び。 自分が人前に出ることで、誰かの役に立つことができる。 周りへの感謝の気持ち。 人前を嫌だ、怖いと思う気持ちより、そうした気持ちが上回ったとき、それが真の「あがり克服」であると考えます。 あがり症であることを堂々と言える世の中に、そして、誰もがありのままの自分を表現できる世の中になることを、私たちは切に願っています。 理事長 鳥谷朝代