鵜川医院

iPS細胞で血小板を作るベンチャー、メガカリオンが注目を集めています。 どの程度現実的なのかについて計算をしてみます。血小板輸血では、10単位あたりで2×10^11個以上3×10^11個未満の血小板が含まれ、H30年度薬価では￥95,283円です。iPSから作る場合、安定した供給源となり得る、血小板輸血不応が生じにくいのが利点とされています。iPS細胞から培養する時に多くのコストを占めるのは培養液です。ウシ胎児血清（FBS：Fetal Bovine Serum）やそれに類するものを使いますが、500mLあたり安くても4万円します。 ...See More