りんや

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アトピーの方でも安心な商品取り扱い店

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2001年10月に自然食品店「輪屋」をオープン。 卸屋さんへの注文方法も分からず、カブを5束頼んだつもりが50束来たり、小松菜とほうれん草が見分けられなかったり…。 右も左も分からないとはこの事!ってくらい何も分からないままバタバタの状態で日々を過ごしていました。 そんなある日、40代か50代くらいの女性が商品棚の前に立ったまま、ジ~っと商品を見つめていました。 あまりにも長い間直立したまま商品を見ていらっしゃるので、「何かお探しですか?」と尋ねました。 すると「今、病院でガンだって言われたんです。何を食べたらいいでしょうか?」と言われました。 その時、初めて自然食品店が他のお店とは違う責任を持っているという事に気がつきました。 自然食業界というのは“自然”と名乗っている限り、世の中には“不自然”な食品があるという事を明確に示唆している業界なんですね。 そこが私が昔から“選民意識”とダブらせて感じていた部分だったのですが、いざ自然食品業界に飛び込み、自然食品店で販売されているものと、自然食品店では販売しないものとの違いを知れば知る程、自然食を好む人達は“選ばれた民”なのではなく“選ぶ基準が明確な民”なんだなと理解しました。 でもよく考えたら、対象がなんであろうと何かを知れば知る程、究めれば究める程、感覚が鋭ければ鋭い程、見分ける基準ってハッキリしてきますよね。例えば音楽とか絵とか蕎麦とか・・・。それを芸術の世界では『審美眼』、サブカルチャーの分野では『オタク』、趣味の領域だと『通(つう)』と呼ぶんだと思います。 ならば徹底的に自然食における審美眼を養っていこうと決意し、それからの一日一日を重ねてきました。 何が自然で、何が不自然なのか・・・ 本来人間が食べるべき食べ物とは何か・・・ 極力環境に負荷をかけない暮らしとは、どんな暮らしなのか・・・ 私達夫婦もまだ道半ばですが、ある程度は自分達の基準のようなものが出来たように思います。 『食べること、体のこと』 『使う物』 『心のこと』 私達はたくさんの先輩達に色んな気付きを頂きました。 次は、私達が誰かのヒントになれれば幸いです。

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Country or region: Japan