大村湾カントリー俱楽部

オールドコースは、クラブゴルファー（メンバー）が、少しばかりフォーマルな気分になって楽しむコースである。 美しい量感溢れる樹影と郡岳の大きな山姿、修景されたように映る野岳湖、大村湾といった舞台（ステージ）の美しさ、そして地表の豊かな表情に添えつつひろくゆったりとうねるコース展開を見ても、数年後には「名門」の評価が集まること確実という印象である。 ウィズ・キャディーでゆっくりとゲームを楽しむ。それがオールドコースを堪能する作法である。

ニューコースは、アメリカン・スタイルの楽しみ方である。夏の陽光の下では、白い乗用カーを駆ってのプレーは、アメリカを錯覚させる景色が見られる筈である。 そんなラウンドシステムに応じて、コースもオープンマインドで大胆。気取らないで仲間だけ、恋人、夫婦の寛いだプレーができる。舞台づくりも、バンカーのデザインにバースウッドの花弁をイメージしたり、お洒落である。新しいインコースには、12番・13番のグリーンのまわりに大拵えの造園がなされて、ちょっと興奮する。アウトコース1番のようにスタートホールにいきなり、池とクリークを横切らせて、戦略性のハードルも高い。 ファミリーなリクリエーションゴルフを楽しむもよし、設計意図を読みとりながらのスポーツ・ゴルフも可。 どちらの遊びをとるか、乗用カートのプレーだからその選択は自由である。