今後のお部屋探しの参考になるポイントを記載しておきます。
自分の生活スタイルや「ここだけは外せない!」という条件を考えて頂きながら理想のお部屋をイメージしてください!
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1⃣建物構造
●マンションタイプ
=鉄筋(RC)or鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造
→5階以上の高層物件の多くがこの構造です。

【⤴メリット⤴】
●壁や床がコンクリートの壁で仕切られているので、
∟防音・遮音性が高いです。
●また道路沿いや駅チカなどにも建てられる傾向が強いので、
∟夜遅くの帰り道も比較的安心
●また、エントランスなどの共用スペースも広く取れるので、
∟宅配ボックスやゴミ捨て場(24時間)
∟セキュリティ面の高さ(物件によってはダブルオートロック)
などが確保出来ます。

【⤵デメリット⤵】
●上記のように利便性が良い反面、
∟家賃設定そのものが高い
∟躯体(建物の骨組み)が太くなるので、柱や梁(はり)の出っ張りなど、圧迫感があり狭く感じる場合もあります。
●駅チカや道路沿いに建つ傾向が強い
∟飲食店の排気臭やムシ問題
∟道路沿いは交通騒音などが気になる
などが挙げられます。

●アパートタイプ
=鉄骨・木造タイプが『アパート』となります。
→2階建て、3階建ての物件の多くがこのタイプです。

【⤴メリット⤴】
●マンションタイプと比較して、各コスト(建築や維持費)が安い為
∟賃料設定が明確に安くなります。
●躯体もマンションタイプと比べると省スペースの為
∟柱や天井の梁などの圧迫感がなく、四隅まで広く使える
なとがあります。

【⤵デメリット⤵】
●壁や床がコンクリート製ではなくなるので、
∟防音・遮音性は明らかに低くなります。
【※注意※】
鉄骨造を「マンション」として表記している場合もありますが、防音遮音が弱い点は変わりありません。
・テレビの音や話し声、ドスドスといった足音、
・家具の移動、扉の開閉、共用部の階段廊下を歩く音
・自分が発する音(相手側からのクレーム)
などが気になる方は基本オススメ出来ません。
●建物規模が小さくなる為
∟セキュリティや防犯性が弱くなる傾向です。
仮にオートロック付きでも建物裏側に回れば、
柵を越えて建物内に侵入出来る物件も少なくありません。

2⃣広さや間取り
→帖数や㎡数大きくなれば家賃は高くなります。
また、同じ平米数でも間取りが複雑になれば、
その分家賃は高くなります。【ex)1R<1K<1DK<1LDK<2LDK】
『広い部屋が良い』と皆さんおっしゃいますが、
・そもそもの開放感
・収納スペースの確保
・大きい家具を置くためのスペース
など、
皆さんの考える『広さ』の定義がバラバラなので、
ご自身の求める『広さ』をよく精査すると良いかもしれません。

3⃣新しさ
→築年数や設備の充実度、利便性が良ければ家賃は高くはなります。
【ex)1口より2口コンロ、独立洗面(脱衣所)ナシよりアリの方が高くなります】
当然に新しい&キレイなお部屋、というのは皆さまが望みますが、
色々な物件を見て、ご自身の「許容範囲」を見つけておくのもアリだと思います。

4⃣駅からの距離
→駅から遠ければその分家賃は安くなります。
ただ住宅街の中になると、コンビニも徒歩で数分、といったエリアも都内には数多くあり、実際に生活すると不便、というのもあります。
また、都心エリアになると、徒歩15分の表記でも、
隣の駅や別沿線の駅チカ圏内になるケースもあり、その場合はそちら側に相場を引っ張られるので、賃料を下げる要素としては弱いです。

5⃣場所・エリア
→ターミナル駅に近いエリア、山手線沿線(の内側)の港区・渋谷区などネームバリューがあるエリアは人気が高い=不動産価値が高いので家賃相場も高くなります。
渋谷中心に考えると、渋谷駅や中目黒、恵比寿駅、代々木公園周辺は相場が高く、
目黒方面や三軒茶屋方面に行けば相対的に安いです。

6⃣初期費用(≒契約時に支払う契約金)
→家賃×5ヶ月分が契約金になります。
奥が深い要素なので、別でご説明します。


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大まかに記載すると、これらの要素がメインになります。

最後に、ご自身の住みたいエリアのだいたいの家賃相場感
https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/23ku/city/price/
を確認して、
だいたいの『平均値』を把握、
・その区内での人気エリアかどうか、
・1⃣~6⃣に挙げた色々な要素が含まれるかどうか、
を含めてみてください。
『最優先したい』『外したくない』条件を挙げていって、
オーバースペックで高額にならないようにするのが、
失敗しない為の近道です!!