漢方では肝・心・脾・肺・腎のことを五臓といいます。肝は気を隅々まで行き渡らせる働きがあり、肝鬱になると気のめぐりが悪くなります。心は心臓と考えると血液循環、こころと考えると精神的なものに関係します。脾は消化吸収の臓腑をまとめて脾といいます。胃・十二指腸・小腸・大腸・膵臓をひっくるめて脾といいます。肺は呼吸を司り、気を全身にめぐらせます。腎は生命力の源となり、加齢によって衰えていく臓です。