【自律神経失調症状の改善】

​改善方法は? 自律神経の乱れを整えるポイント

-規則正しい生活-

​自律神経は生体リズムに合わせて働くので、なるべく自然のリズムに合わせること(太陽の光で目覚め夜は休息する)や毎日なるべく同じ時間にゆっくり噛んでバランスの取れた食事をすること、テレビやスマホは寝る直前まで観ないようにすることなどが大切です。

-正しい姿勢をキープ-

骨格の歪みが自律神経の乱れにつながるので、骨盤をきちんと立てて背筋を伸ばせる状態が大切です。

-腹式呼吸をする-

​おへそと恥骨の間、いわゆる丹田と呼ばれるところを温めると、副交感神経が優位になると言われています。夜寝る前にお腹に手を当てて、腹式呼吸をするとよいでしょう。

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【自律神経とは?】

自律神経は2つの神経、交感神経・副交感神経の総称で、内臓や血管などの働きを自動的に調整する神経のことをいいます。 交感神経と副交感神経のバランスが取れていると、日中はシャキシャキと活動モード、夜になるとちゃんと身体はおやすみモードに切り替わります。意思とは関係なく生体リズムに従って働いています。 よく言われる『自律神経の乱れ』とはストレスや疲労など様々な原因でこの2つの神経のバランスが崩れて正常に切り替えができていない状態をいいます。 ●​主な症状 自律神経失調症の主な症状は、 頭痛、肩こり、胃腸の不調、めまい、倦怠感、低血圧、冷え性、便秘や下痢、動悸、多汗、喉の渇き、食欲不振、不眠、呼吸が浅い、集中力や記憶力の低下、などが挙げられます。 また、交感神経が優位になることで精神的な不調も引き起こします。イライラ、不安感、うつっぽいなどの状態になりやすくなります。 このような様々な症状を検査してもはっきりした病名が見つからない時の診断結果として、自律神経失調症と判断されることがあります。

【​自律神経が乱れる主な原因は?】

-季節や気候といった環境によるストレスや精神的なストレス- 春先や梅雨時など季節の変わり目の、気圧の変動や寒暖差などに対応しようとして自律神経がバランスを崩しやすくなります。また、仕事など社会生活でのプレッシャーがストレスとなってリラックスモードになれず自律神経の乱れにつながります。 -不規則な生活- いつまでも起きていたり、昼夜逆転の生活を続けていると、おやすみモードに切り替わらずに自律神経のバランスを崩しやすくなります。 -背骨の歪み- 自律神経は、背骨の中の、せきずいを通って全身の器官につながっています。背骨が歪んだ状態でいると、せきずいが圧迫されて自律神経の働きの乱れにつながります。また、姿勢が悪いと呼吸も浅くなるため、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。 -ホルモンバランス- 女性は生理のリズムで、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の量が変化します。特に出産直後、閉経の前後10年ぐらいの更年期には、女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。このようなホルモンバランスの変化が影響して、自律神経の乱れを引き起こすことがあります。