これからの100年を創造する「神心」
岡山県の南西部、瀬戸内海に面した寄島町にある嘉美心(かみこころ)酒造。
創業当時より一貫して米の旨味がしっかり味わえる「旨口の日本酒造り」にこだわってきました。
その嘉美心酒造が創業100年を機に立ち上げた別ブランドが「神心ブランド」です。
大正2年の創業当時の銘柄名は創業者・藤井長十郎が名づけた「長久正宗」でした。
現在の銘柄名“嘉美心”は信仰心に厚かった二代目の松三郎の時代。
松三郎は酒の神様と称される京都・松尾大社の分社を寄島町内の大浦神社に誘致し造営しました。
そして「身も心も清めて酒を醸したい」との想いを込めて当初は「神心」との命名を考えましたが、
「神」という字をそのまま用いると「ばちが当たる・畏れ多い」という想いにより
現在の 「美しい心を喜ぶ=嘉美心」と名付けたと言われています。
嘉美心酒造は2014年に皆様のお力添えにより、おかげさまを持ちまして創業100周年を迎えました。
「神心」は、新たな100年の歴史の創造に向けて、蔵元が今こそ
「今まで畏れ多くて使えないと思っていた “神”“心”を使う時」 という気構えで醸した御酒です。
なお、“神”の字は一般には見慣れない書体ですが、
「しめすへん」は「高坏(たかつき)…お雛様のあられや菱餅などをお供えする脚が1本の入れ物」から来ており、
“大切なものを神様にお供えする”の意を含んでおります。
-土地で醸し、心を示す酒-
岡山に根差して100年余り、改めて、里山・里海の豊かな恵み、人々のあたたかな気質が、
嘉美心の酒を醸しているのだと感じています。
岡山への感謝と誇りを胸にこの土地で醸す意義を見つめなおしています。
その一環として「神心」を「土地で醸し、心を示す酒」として皆様へお届けいたします。
Basic info
嘉美心が創業100年を機に立ち上げた挑戦と決意のブランド。