山は、生活に必要な資源の宝庫です。八百津町ではかつて山を取り合う争いが起きたほどでした。モノがあふれた今日、私たちはそのありがたみを感じられなくなってきているようです。
そのため、日々使うものを得るためという目的が消え、山に入る人がすっかり減りましたが、資源豊かな山をよく知る先人たちは、収穫だけでなく長い目で育てるためにも山に入っていました。
植物の特性や効果は良い環境で健康に育ったものにみられ、育成状態の悪いものはその力が薄れる傾向があります。
山の植物を理解し、寄り添うことで、私たちはより多くの「植物の力」の恩恵を受けることができるのです。