日本三大和紙の1つに「土佐和紙」があります。 その中でも極薄で独特の風合いを持つものを「典具帖紙」と呼んでおります。 “カゲロウの羽”とも称される土佐典具帖紙は室町時代にはすでに作られており、江戸時代には版画の版下や画家の透き写し、 裏貼りなどに用いられていたようです。 近年、土佐典具帖紙を使用していた日本の歴史的書物や絵画等の保存状態が海外のものより圧倒的に良いことが注目され始め、土佐典具...