ARGOLFは、フランスの2人の航空産業に携わるColas兄弟(OlivierとSébastien)によって2010年に設立されました。

母体は兄弟の祖父が60年前に設立した精密機器メーカーであるArmor Meca社の幹部であり、Armor Maca社は現在ではNASA、エアバス、ステリア、サフラン、ゾディアックエアロスペースなどの航空、防衛、潜水艦、食品、医療業界向けのコンポーネントを提供および製造する会社です。

熱心なゴルファーであるコラス兄弟は、航空部品の機械加工、最新の生産技術、およびシーメンス社の高性能CADおよびCAMソフトウェアを使用した研究開発部門における長年の専門知識と技術がパターのデザインと制作に大きなメリットがありビジネスとしても可能性があることに気づきました。

そして、斬新なデザインとハイテクを組み合わせ、精度と品質という付加価値を付けることでARGOLFというブランドで起業することを決断したのです。

ARはフランス語で英語でいうtheを意味するもので、本物のゴルフ道具という気持ちと、もう一つはARTという意味も持たせたものとして名付けたのです。

パター市場では大手ブランドが支配する中で、競合他社とは一線を画すために、ARGOLFは差別化戦略を採用することにしました。それは市場に出回っている他のパターの品質とデザインをはるかに超えるものを目指し、素材、製法、仕上げ、どれを取っても航空宇宙産業で使用される高度な技術を用いたものです。

ヘッド成形の技術だけでなく表面の特殊処理技術を応用した塗装は光の反射を拡散し集中してアドレスできるようにプレイヤーから眩しさを除去し、またフェース面に付けられた特殊な溝形状はC-Clawグルーブと呼ばれ安定してボールが転がる工夫がなされARGOLFの特許となっています。

ARGOLFを競合他社の製品と一線を画すもう1つの特徴は、ヘッドをビレットと呼ばれる1つの金属のブロックから丁寧に削り出されていることです。使用される素材は、全て航空部品などで使用されるものと同じものを使用しています。

主要ブランドのパターは大量生産するために鋳造でヘッドを製造し、溝やフェイス面をフライス加工します。それは製品の感触と一貫性が薄れてしまうことから、ARGOLFのパターは100%ミルド加工で製品を仕上げています。

ARGOLFのパターとアイアンは、米国で設計され、フランスのブルターニュの中心部、歴史的なアーサー王の伝説の本拠地であるブロセリアンドの森のすぐ近くにあるArmor Meca社で生産されています。

ARGOLFコレクションの各パターはアーサー王の伝説にちなんで名付けられています。アーサー王の円卓騎士や由緒ある地名などですが、いずれも制作者の作品に対する深い思いを込めた物です。