松濤美術館で「空の発見」が開幕します(light bulb) 私たちが毎日見ているはずの「空」。ところが日本美術の伝統的な障屛画では、黄金地や金雲などがその空間を占め、空を現実的に描く意識は希薄でした。またそもそも、私たちの視点は通常、地上の活動に向けられ、「空」が主役となることは稀です。「空」が大きく描かれるとき、それは震災や戦争などの地上の異変の表象ともなりました。見えているけど、見えて...