チベット仏教を大成した学僧にして、現代に続くゲルク派の転生活仏ダライ・ラマの原点に位置づけられるツォンカパ。『菩提道次第論』を著し、あらゆる教説は修行者が凡夫から悟りへと至る修行の道程として統合されるとするラムリム(修行の階梯)を確立しました。彼の生涯とその著作、中観指導や諸タントラの解説を簡潔に説いたチベット仏教入門書。定価1,870円ISBN978-4-333-02844-3