詠春拳
広東省を中心に伝承されていた、徒手武術を主とする中国武術。
近年では映像作品等により、葉問(イップ・マン)派詠春拳が有名である。
女性武術家である巌詠春が開祖であるという説があり、短橋狭馬と呼ばれるコンパクトな構えと動作が特徴の一つ。
動体視力や反射神経よりも、接触感覚・空間認識をより重視し、戦いにおいては相手の攻撃動作を抑制しつつ攻撃を加えるという独特な戦術を用いるため、至近距離での攻防において強力なアドバンテージを持つ。
その直截的な戦闘理論や即応性の高さから、他の武術や格闘技にその技術や理論を採用される例も多く、ブルース・リーは少年期に学んだ詠春拳を基に截拳道を構築した。
Defficでは詠春拳を、截拳道系団体としては異例とも言える専門的なレベルで修練し、そのエッセンスを独自の技術体系に高い水準でインストールすることを目的としている。