芝寿し

芝寿しは、昭和30年 創業者･故 梶谷忠司が金沢の中心の片町で東芝電気ショールームを経営していたことから始まります。
東芝が電気炊飯器を発売。梶谷は発売されたばかりの電気炊飯器を実際に店頭でご飯を炊いてみせ、人々を目を引き付けていました。
このアイデアは大当たり。
炊飯器は飛ぶように売れて東芝さんから表彰も受けたとか。

しかし、大量に炊いたご飯があまり、その対応に苦慮していました。

「ああ、もったいない｣と悩んでいたところ、「そうだ！寿司にして売ろう｣と思いつきました。

金沢では、祭りの時のハレの日には「押し寿司｣を各家庭で作り周囲へ振る舞う風習があったので、その押し寿司にしようと考えたのです。

当時、梶谷はお寿司屋へ出向き、いきなり寿司の作り方を教えてほしいと言い出すなど行動力はズバ抜けていました。

かといって簡単に寿司屋になれるわけでなく、さまざまな努力をして押し寿司を作りあげます。

さらに石川県の霊峰と知られる白山の麓にある白山比咩神社の参道で売られていた笹餅をヒントに、笹の葉で巻いた寿司を作ろうと考えます。

そうして生まれたのが、現在当社のメイン商品「笹寿し｣です。

現在、北陸では30数店舗展開する企業になりました。

そして、今、冷凍寿司を完成させて、全国の方々に美味しい押し寿司を食べて頂くために通販で展開をしております。