おおもと経営オフィス

▼名刺の数が、人脈だと勘違いしていた 会社の専務だった頃、私の名刺入れはいつもパンパンに膨れ上がっていました。異業種交流会や飲み会に顔を出しては、きらびやかな肩書の人たちと名刺を交換する。その一枚一枚が、自分の価値を証明する勲章のように思えていました。 「あの会社の社長と繋がった」「この業界のキーマンと知り合いだ」。手帳が有力者の名前で埋まっていくたびに、私は自分の人脈の広さに酔いしれていまし...