内臓脂肪の脂肪細胞は、ただ中性脂肪を貯蔵するだけではなく、様々な生理活性物質(ホルモンに類似した物質)を分泌する「内分泌器官」の役割をもっていることが分かってきました。 生理活性物質には、生活習慣病を招く働きがあるものと、防ぐ働きがあるものがありますが、中性脂肪が過剰に増えて肥大化した脂肪細胞からは、生活習慣病を招く物質の分泌が増加し、防ぐ物質の分泌が減少してしまうのです。