こんにちは。1万年堂出版の古典チームです。夏の暑さが盛んになると、ふと思い出す松尾芭蕉の一句があります。「夏草や兵どもが夢の跡」。戦場は武士たちの命と命がぶつかりあう、夏の盛りのような激しさを思わせます。 武将は、戦果を上げてこそ評価されます。しかし、平家の跡取りとして期待された平清盛の孫・維盛は、大惨敗ばかり……。悲劇の武将といえば源義経ですが、成果を出せない平維盛もまた、個人的に悲劇の武将...