大門医院

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大門医院石鹸物語

大門医院は元は分娩を取り扱う有床診療所でした。
昭和63年に父親の病気のために私たち夫婦が引き継ぎました。
その時にカルテ番号ナンバー1から始まってもうすぐ4万になります。ずいぶん多くの方にお目にかかってきたものです。
そして分娩は平成23年1月で終了いたしましたが、数えてみると5157名の出産をお世話させていただいておりました。

アロマセラピー外来を始めたのは、2004年(平成16年)の春でした。
丁度その頃、乳児湿疹の赤ちゃんがふえていました。乳児湿疹が長引きアトピーに移行していくのかなと思う赤ちゃんがいました。
まだ皮膚科学会と小児科学会で診断基準が異なっていたり、医療界も混乱している時だったかと思います。

助産師達も、肌あれの赤ちゃんがふえて、どうしたものかと悩んでいました。
助産師が使っている石鹸についてアンケート調査したことがあります。
ちょっとよいかなという物はありましたが、これだという石鹸はありませんでした。

ちょうどその頃スタッフの親睦も兼ねていろんな研修会をしていました。
そこで手作り石鹸の研修会をしてみることにしました。手作り石鹸の講師をお招きして研修をいたしました。いろいろ教えていただきいろんな石鹸を作ってみました。この研修会は参加者が1番多い評判の研修会でした。
私もいろんな石鹸の本を読んでみました。そしてベビー石鹸にアボガドオイルが使われることを知りました。
この私が調べたレシピでスタッフが作ってくれました。
実際に作ってみると、トレースができるまでに泡立てに非常に時間がかかります。最初はこれってできるのかな?と心配になるくらい時間がかかりました。
とても手のかかる石鹸です。
1ヶ月乾燥させて、さぁ完成!

自分で使ってみてすぐわかりました。
気持ちいい〜
しっとりすべすべした洗い上がりにびっくりしました。
肌にグリセリンが残ると言う事はこういうことかと理解しました。

以来クリニックでは、赤ちゃんの沐浴にこの石鹸を使うようになりました。
そのうち退院の時にこの石鹸を分けてくださいとおっしゃる方がおられたり、外来でも石鹸をわけてくださいと言う方がいらっしゃるようになりました。
そんな事情から、時間のある時にスタッフ全員で石鹸を作ってくれます。作り置きして外来に置いておくといつかなくなるそんな石鹸です。

大門医院では平成23年より分娩の取り扱いを中止しております。
その後も、孫達が生まれるときにはスタッフが
「いるでしょ!」
と石鹸をたくさん作ってくれました。おかげさまで我が家の孫たちは肌荒れ知らずです。

外来でお求めになる患者様もおられるために、時々作っておりましたが、最近は作る機会がなくなっておりました。

そんな時1本の電話がかかってきました。今は転居して遠方にいらっしゃる方です。あの石鹸今でも作ってますか?作っていたら送って欲しいんです。

このお電話をいただいてから、石鹸を商品化しようと思いたちました。
Mama&Baby石鹸ができあがりました。
石鹸にするには効果過ぎると言われるアボカドオイル🥑をふんだんに使った、石鹸です。
是非ともお試しください。
お買い求めは受付まで。

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